『ラブトランジット3』モテモテにはワケがある!?恋リア大好きライターが語る「経営者ヒロ」に学ぶべき“塩梅の良さ”の画像
『ラブトランジット』シーズン3 (C)2025 Amazon Content Services LLC or its Affiliates.

 元恋人同士の男女10人が出演し、約1か月間の“ホカンス生活”を通して過去の恋愛と新たな恋の間で揺れ動くさまを描く、人気恋愛リアリティ番組『ラブ トランジット シーズン3』(Prime Video)が、10月30日の配信で最終回を迎えます。

 2023年より配信を開始し、シーズン3を迎えた『ラブ トランジット』。かつて別れた相手とともに番組に参加する男女10名は、それぞれ誰が元恋人(X)かを他メンバーに明かさないルール。ホカンス生活を過ごしながら意中の相手とデートを繰り返していき、新たな相手を見つけて結ばれるのか、それともかつて破局した相手の魅力を再発見し復縁するのかが見どころになってます。

 参加者は、ひとりひとり個性が際立ち魅力が溢れています。なかでもスタジオMCの指原莉乃さんとホラン千秋さんが「好き」と公言するメンバーが、シリーズ史上稀に見るモテっぷりで注目を集めています。

 それが26歳の経営者・ヒロです。

 

※本記事は番組の内容を含みます

■ゆったりとした低音ボイスで確実な決め文句を放つ

 デザインひげに自分をわかっているヘアスタイル、適度に焼けた素肌にタトゥー、反り立つ襟元、デート中は外すおしゃれメガネ、そしてなんと言っても低くゆったりとした喋り――。

 この行き届いた余裕、とても26歳には見えません。一般的な26歳って、1000円カットの一律ツーブロックだしヒゲを整えるヒマなんてないし、かっこいいタトゥーを入れる余裕も、襟元を立てる気概もありゃしません。でもヒロは、それを全部さらりとやってのけている……ように見える。そうしたゆとりが全身からダダ漏れ、ゆっくりとした会話速度に表れているのでしょう。とんだ姜尚中(低くゆっくり喋る界隈の最高峰)系男子です。

 ヒロに惹かれたのはスタジオの指原さんとホランさんのほか、「笑顔と発言がかわいい」とはしゃぐしおり、当初はほかのメンバーに矢印を向けていたもののデート後に一転して「これ恋のやつや!」とときめいたひなこ、「落ち着く声って感じ。はずかしい」と身悶えするユリ、「ストレートに言われてドキッとする」と急に意識しはじめるミク……と、みゆう以外、デートした相手を軒並み虜にするのです。MCの麒麟川島明さんも、ヒロの発言ひとつひとつにモテの左証を見出していました。

 それでは、明日から実践できそうなヒロのモテ発言の例をあげてみましょう。

・勇気を出してデートに誘ってきたユリに対し → 「そっか。じゃ行こうね」(テンションは常にフラット。必要以上に言葉を重ねずの低めな「じゃ行こうね」は3日間は咀嚼して身悶えできる)

・ひなことのデート終盤のごはん中に → 「マジで楽しかったわ〜。そしてひなこでよかったわ」「第一印象(で一番ピンときたのは)、ひなこだからね」(相手のほうは見ず、独り言のように漏らすことで、本気度を演出している)

・ほかの男性と2人きりになったみゆう(元カノ)に対し → 「気持ち的には無視できない」「(復縁は)あるかもな、と思った。一番結婚に近かったからね。俺の人生の中で」(復縁したい気持ちを押し付けず、でも我慢できないほどの気持ちを持っていることを漏らす。その上で、ほかの女性とは違い抜きん出た特別な感情を持っていることを示す)

・朝、みんなで談笑しているときに急に → 「ミクさんとデートに行っていい?」(言われた女性は不意をつかれた「ドキッ!」をときめきと勘違いし、「吊り橋理論」的効果がありそう。また、集団の中でひとりの相手を誘うテクニック。優越感に浸らせることでも気を引けている)

 全員に種をまく、とんだプレイボーイの所業ですが、やはり女性の内臓を揺らす低音ボイスで言われてしまうと「本当のことを言っている」と思ってしまう。しかも発言内容は、言いすぎずシンプル。よけいなことは言わない。だからのちに結ばれなくなって「ウソつき!」なんて責めることができないようになっている。

 すごく“塩梅がいい”のです。

 この"いい塩梅”を見極められる能力は、付け焼き刃ではできない天性のものではないでしょうか。もはや、恋をさせるために生まれてきたと言っても過言ではありません。ホランさんが「ダメなのよー! いけないってわかってても行っちゃうのー!」と悶えるのも頷けます。

 ヒロのみゆうとの破局の原因は自身の浮気だったそうですが、常に種をまいていたら、そりゃあどこかで芽吹くのは自然の摂理です。

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