大泉洋主演ドラマ『ちょっとだけエスパー』視聴者を裏切る「まさかの結末」 コメディかと思ったら「鳥肌が止まらない…」の画像
ドラマ『ちょっとだけエスパー』 (C)テレビ朝日

 大泉洋さん主演、野木亜紀子さん脚本のドラマ『ちょっとだけエスパー』(テレビ朝日系)。主人公の文太が、“触れている間だけ心の声が聞こえる”というちょっとした力を使い、社長・兆(演:岡田将生さん)から課される謎のミッションを日々こなす姿が描かれる。

 10月28日に放送された第2話は、仲間たちの能力や四季の過去といった新たな情報が明かされた。しかし、それ以上に視聴者の注目を集めたのが、ラストの“まさかの結末”だった。

※本記事は『ちょっとだけエスパー』第2話の内容を含みます。

■「良い話」で終わるはずが…まさかの結末に唖然

 第2話で文太たちに課された新たなミッションは、「画家・千田守が目的地に着くのを阻止する」というもの。実は千田は目的地で自身が描いた贋作を売る予定で、“犯罪者”となるかどうかの瀬戸際にいた。

 文太たちの奮闘の結果、千田は心を入れ替え贋作を売ることを断念する。その後、文太のスマートフォンには「千田守は画家として一生を終える」というミッション達成の通知が。千田が“犯罪者”でなく“画家”として生きていく明るい未来を想像し、文太は笑みを浮かべた。

 しかし、その後の“まさかの結末”に視聴者は言葉を失うことになる。なんと千田はトラックに轢かれて死亡してしまうのだ。“画家として一生を終えたこと”に違いはないが、このなんとも皮肉な結末には、視聴者から「油断してた」「鳥肌が止まらない」といった驚きの声が相次いだ。

 作中で円寂(演:高畑淳子さん)は、“世界ではなく目の前の誰か(四季)を救う”という素直な気持ちを語っていた。しかし、この結末で示したのは、“世界を救うためのミッションが目の前の誰かを救うとは限らない”という残酷な現実だった。

 さらに、この結末がOPの英文で“予言”されていたことにも注目が集まっている。本作では第1話、第2話ともにOPの最後で英文が表示されるのだが、よく見ると各話の内容がざっくり説明されていることが分かる。

 そして今回の英文は、「THE PAINTER WAS HAPPY TO STAY A PAINTER(その画家は画家のままでいられて幸せ“だった”)」という一文で締められている。(※原文では単語間のスペースなし、訳文は筆者による)

 エピソードの冒頭で展開が“予言”され、登場人物たちがその通りに動く。こうした演出は、文太たちが“未来を知る誰か”の筋書き通りに動かされていることを示唆しているのだろうか。視聴者の間では当初から「兆=未来予知能力者」説がささやかれているが、はたして……。いずれにせよ、OPの英文が今後見逃せないポイントの1つとなるのは間違いなさそうだ。

 

 “コミカルでいい話”と思いきや、まさかの結末で視聴者を震撼させた『ちょっとだけエスパー』第2話。今後も油断ならない展開が繰り広げられていくことだろう。11月4日放送の第3話からも目が離せない。

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