■第2話!殻を破っていく鮎美と価値観を改めていく勝男のすれ違い
鮎美への未練を断ち切れず、傷心の日々を過ごす勝男。その様子を中心に描いた第1話のラストでは、秋フェスで白崎に想いを吐露する勝男のまわりで今後の鍵となる人物達が思い思いの時間を過ごしていた。その中には、ガラッと雰囲気を変えた鮎美の姿も……。
14日放送の第2話は、その鮎美の視点から物語が始まった。
前回ラストで見せた新しい鮎美の姿は、視聴者にも衝撃を与えた。勝男が好んでいた黒髪と清楚系ファッションはピンクヘアとオレンジジャージになり、今まで飲んだことのないテキーラを手にしていたのである。勝男が気づかないのも無理ないほどの変化だ。
場面は変わり、鮎美は自由奔放な美容師・吉井渚(サーヤさん)から「鮎美さんの普通ってなに?」「好きな食べ物は?」と聞かれ、答えに詰まってしまう。というのも、幼い頃から“安定した家庭”を目指してモテ術を磨き、相手に合わせ続けた結果、鮎美は自分がわからなくなっていたのだ。
その後、モツ焼き、テキーラ、クラブと渚に連れられて華やかな世界に触れ、輝きを宿していく鮎美。だがその自由さは勝男から渚に色を変えただけにも見え、どこか危うさも漂っている。
さらには、立ち寄った酒屋で店員のミナト(青木柚さん)と出会い、親しくなっていく。楽しそうな姿が微笑ましい一方で、SNSには急激に距離を詰めてくるミナトに「大丈夫?」といった声も寄せられた。
一方、その頃の勝男は、南川のすすめでモツ焼き&コークハイに挑戦したり筑前煮を美味しくするため白崎たちに助けを求めたりと、自分を変えるために奮闘していた。なんと健気で素直な男だろうか。
そんな中、鍵を返しに鮎美が訪ねてくる。新しい自分でもう一度向き合いたい思いもあったのだろう。勝男は変化に驚きつつも、筑前煮リメイクカレーを食べないかと誘う。
鮎美は台所で白崎らと楽しそうに筑前煮を作る勝男を見つめる。すると彼から「筑前煮が鮎美の味にならない。レシピを教えてくれるだけでいいんだけど」と言われてしまう。
これは勝男なりの気配りだったのだが、その「だけでいい」という一言に鮎美の顔色が曇る。このときの夏帆さんの何かを飲み込むような悲しげな表情は、胸にくるものがあった。長く一緒にいたからこそ、感じた疎外感の深さが伺える。
さらには、「顆粒だしで作ってたんですね」という白崎の言葉で「カツオでだしを取ってる」と言いながらこっそり顆粒だしを使っていたことがバレ、鮎美はいたたまれなくなって家を飛びだしてしまった。
勝男はそこで、彼女が自分の前で無理をし続けていたことに気づく。そしてそのまま急いで家を飛び出し肌着姿のまま後を追うが、そこで見たのはミナトに抱きしめられる鮎美の姿だった……。
傷ついた勝男は毛嫌いしていたマッチングアプリに登録し、柏倉椿(中条あやみさん)と出会う。鮎美と正反対な椿の登場で、勝男と鮎美の恋模様は新たな段階へと動きだしていく。
頭の硬い人物かと思いきや柔軟性のあった勝男と、あなたにわかるはずないと断定したままの鮎美の関係は、ライバルの登場で今後どう変化していくのだろうか。そして、亭主関白思考からどんどんグレードアップしていく勝男の価値観からも目が離せない。


