普段の印象から一変!戸田恵梨香の小学生スタイルに夏菜の女性警察官スタイル…女優が披露した「奇抜すぎる衣装」の画像
戸田恵梨香  写真/ふたまん+編集部

 いまやコスプレは「職業」として確立され、タレントのえなこさんをはじめとする人気コスプレイヤーの活躍はすっかり身近な存在となった。アニメやゲームのイベントで、ファンが華やかな衣装に身を包む光景も、もはや特別なものではない。

 しかしその一方、テレビドラマの世界でも思わぬ形でコスプレが登場し、視聴者を驚かせることがある。普段はシリアスな役柄を担うことの多い女優が、突如として別人のような姿に変身するのだ。そのギャップが放つインパクトは計り知れない。

 今回は、そんな「ドラマで披露された女優たちのコスプレ」を振り返っていこう。

 

※本記事には各作品の内容を含みます

 

■小学生姿で防犯寸劇『BOSS』戸田恵梨香

 天海祐希さん主演の刑事ドラマ『BOSS』は、2009年に1stシーズン、2011年に2ndシーズンが放送された人気作だ。スタイリッシュな会話劇とクセ者ぞろいの刑事たちが織りなすドラマは、多くの視聴者を惹きつけた。

 そんな物語の中でも特に強烈なインパクトを残したのが、戸田恵梨香さん演じる木元真実のコスプレ姿である。木元は科学捜査のエリートでありながら社会性がゼロで「飛ばされて」きた変わり者だ。当時20歳の戸田さんが演じたクールな天才キャラが、1stシーズン第4話「悲しみの復讐者」で、まさかの格好に変身する。

 任務で現場に向かった特別犯罪対策室のメンバーが遭遇したのは、小学生向けの防犯キャンペーン。木元も渋々寸劇に参加させられ、赤い吊りスカートに黄色い帽子、そして頬には赤丸という、まるで『ちびまる子ちゃん』のまる子を彷彿とさせる出で立ちで舞台に立たされてしまう。

 しかしその途中、「こんなことするために警察に入ったわけじゃないんで」と不満を漏らし、天海さん演じる上司・大澤絵里子の制止も振り切り、帰ってしまうのだ。

 物語はその直後から一転してシリアスに展開する。翌日から木元が署に姿を見せず、出勤拒否かと思いきや、実は警察に恨みを抱く人物に拉致されていたという衝撃の展開へとつながっていく。このエピソードは、木元が警察官としての自覚を持ち始める重要な転機にもなった。

 普段のクールビューティーなイメージとはかけ離れた、戸田さんの赤丸ほっぺの小学生姿はインパクト抜群だった。

■ファンタジックな和風スタイルのコスプレイヤー『MIU404』りょう

 2020年に放送された刑事ドラマ『MIU404』は、綾野剛さんと星野源さんがダブル主演を務めた人気作である。

 伊吹藍(綾野さん)と志摩一未(星野さん)が、警視庁刑事部・第4機動捜査隊として事件に挑む1話完結型の物語。緊迫感あふれる展開の中にユーモアを交える作風や、多彩なゲスト出演でも注目を集めた。

 第7話「現在地」に登場したのが、りょうさんの演じたジュリである。トランクルームに男性の遺体があるとの通報を受け、伊吹と志摩が捜査に駆けつけると、利用者の1人として現れたのが彼女であった。登場したその姿に、伊吹が思わず「なんかすごいの出てきたね」と漏らすほど、圧倒的な存在感を放っていた。

 金と赤の装飾を施した、どこか和装に似た襟元の白いドレスに、赤い紐で巻きつけた高めのポニーテール。勾玉のようなアクセサリーを首にかけ、巫女を思わせる華やかなコスプレ姿は、まさに異彩を放っていた。

 ジュリはコスプレイヤーとしてトランクルームを衣装置き場にしており、この後もイベントを控えているという設定のキャラクター。さらに物語の中では、知人を助けるために法律知識を駆使する弁護士・清瀬十三というもう1つの顔も明かされるなど、その後もユニークな存在感を示した。

 クールな役柄や大人の女性を演じるイメージが強いりょうさんだが、本作での意外性あふれるコスプレ姿は作品全体に鮮やかな彩りを与えた。それだけでなく、エンディングでは歌とダンスまで披露し、視聴者の記憶に深く刻まれる1話となった。

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