■15年ぶりに帰ってきた問題作!?『New PANTY & STOCKING with GARTERBELT』

 で、ここからは問題作なのですが……。1つ目は『New PANTY & STOCKING with GARTERBELT』。デフォルメ絵で描かれるキャラクターが突如リアル寄りの絵に変化する“逆作画崩壊”が話題になった作品です。

 『天元突破グレンラガン』『キルラキル』などでも知られる今石洋之さんとTRIGGERによるアニメーションで、1期は2010年に放送されていました。

 ポップアートみたいな可愛らしい世界観なのですが、主人公の2人の設定がそもそも「ビッチ天使」という時点で想像がつくと思うのですが、とにかくピー音が多すぎて訳がわからない。平気でダメなワードも使うし、ありとあらゆる下ネタを連発します。ポップだから許されると思ったのか……? テレビで放送されてるから、まあ、許されてるのか。

 なぜおすすめするかというと、とにかく尖ってる。『パワーパフガールズ』のようなカートゥーン調で作画も可愛らしいのですが、実写を混ぜたり、突然リアル寄りの絵に変化したりと、作画が本気になる演出がとても多い。

 物語自体は、本当に下品でしかないがゲラゲラ笑える作品ですし、アニメーションにしかできない演出に全力でチャレンジしているのでアニメ好きとしては毎回ワクワクします。

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