
数万円から数十万円の値段がつくこともある「レトロゲーム」の世界。そんなソフトがズラリと揃う『ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店』の店長にして、自身も大のゲームコレクターである大竹剛氏が、毎回1本のソフトを語るこの連載。今回、ショーケースに並ぶソフトの中から取り上げるのは——?
■コナミの人気キャラクターが勢揃い! 夢のファミコンソフト

ハードオフ大竹店長の「レトロゲームちょっといい話」第16回
『ハードオフTOKYOラボ吉祥寺店』の店長、大竹剛です。前回、前々回と、コナミの『悪魔城ドラキュラ』シリーズをご紹介しているうちに、ショーケースで隣に並んでいる『コナミワイワイワールド』(コナミ/1988年)が目に入ってきました。コナミの人気キャラクターが勢揃いのファミコンソフトです。
『悪魔城ドラキュラ』(1986年)や『がんばれゴエモン!からくり道中』(1986年)、『月風魔伝』(1987年)に『グラディウス』(ファミコン版は1986年)など、おなじみのコナミ作品の主人公や自機キャラなどが登場。ヒット作をモチーフとしたアクションステージやシューティング面を攻略する内容で、ファンから好評を得ました。
1991年には『ワイワイワールド2 SOS!!パセリ城』という続編も発売。シモン、ゴエモン、フウマ、ビックバイパーなどは引き続きの出演となりましたが、新たに『魂斗羅』(ファミコン版は1988年)のビルや、『バイオミラクル ぼくってウパ』(1988年)のウパといったキャラクターも参戦。やはり、それぞれの作品の世界観が反映されたステージが用意されていました。
現在、当店では『コナミワイワイワールド』を1万5400円(税込)で、『ワイワイワールド2 SOS!!パセリ城』を1万9800円(税込)で販売中です。2作目のほうが少し高いのは、1作目ほど売れていないから……でしょうか。スーパーファミコンの発売後に出ているってことも、売り上げに影響しているかもしれません。
また、私の勝手な推測として、前作とグラフィックが変わってしまった部分も人気に影響しているのかなって思っているんですが、どうでしょう。