■ピーマンの肉詰めも「焼く前と焼いたあと」を用意
――ピーマンの肉詰めが2つありますが、もしかして焼く前と焼いたあとですか? 細かすぎる!
長尾:しかも、焼く前のほうは肉が取り外せるんですよ。ピーマンにひき肉を詰める作業もお客さまが再現できます。
――すごい! いい意味で変態ですね。
長尾:そう! まさにそうなんです(笑)。お客さまによってはひき肉のアイテムを持っていたりするので、それと合わせてピーマンの肉詰めを作る過程を再現する方もいるかなと、取り外せたほうがいいかなと思ったんです。


――「昭和~」の初回生産限定特典の給湯器の細かさもすばらしいですね。
長尾:特典も開発者が自由に決められるんですが、これは私の祖母の家をイメージして考えました。給湯器のスイッチを入れるときに音が鳴るような質感というか、そういう記憶を反映したいなと初回特典として入れました。キッチン系は何度も出していますが、昭和に寄ったりシステムキッチンに行ったりして、今またレトロに寄っていますね。
――どれも生活感を大事にしているように思います。
長尾:そうですね。実家感や生活の延長線上など、日常系が多いかもしれません。
――初めて企画開発したのも日常系ですか?
長尾:「ママご飯な~に?」(2017年6月発売/販売終了)なので、日常系ですね。こだわりは、骨付きチキンが乗ったオーブンペーパーの油染みです。
――すごい! 当時からやっていたんですね(笑)。
長尾:ね、汚していますね(笑)。
■インタビューに応じた株式会社リーメントの開発本部・長尾百恵さん(左)と営業本部の岡本真侑さん。『ぷちサンプルシリーズ』への愛にあふれていました!
