■ユニークで頼もしい? 3DS版リメイクのみで仲間になる「ゲルダ」「モリー」
『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』では、3DS版リメイクのみ、「ゲルダ」と「モリー」がパーティメンバーに加わる。
盗賊・ゲルダは海賊の洞窟をクリアすると仲間になる。素早さ、攻撃力ともに高いので、先手を取りたいときにはおすすめのキャラだ。アウトロースキルがあるので、盗賊らしくモンスターからアイテムを盗むことも可能で、ベホマも使えるようになるのでありがたかった。
また、短剣スキルの「キラージャグリング」もテンションを上げれば、敵に絶大なダメージを与えることができる。ゼシカ同様、「ぱふぱふ」に完全耐性も持っている。
次にモリーだ。登場シーンから「なんだコイツ」と思ったプレイヤーも多いだろう。奇抜な服装をはじめ、その風貌と立ち振る舞い、テンションの高さといったら、まさに鳥山明さんの漫画に登場しそうである。
モリーを仲間にするにはモンスター・バトルロードのSランクをクリアしないといけない。そのため、ゲルダと違って仲間にしなくてもゲームを進めることが可能だ。
モリーは炎に耐性を持っており、素早さと攻撃力も高く、強力なパーティメンバーとなる。なかでも、もっとも優れているのはユニークな特技だ。
海上以外はシンボルエンカウントとなった3DS版では、モリーが最初から覚えている特技「モリーもりもり」を使うと、敵が集まってくる。これはメタル系モンスターでも同じなので、経験値上げに最適だった。
さらに、ねっけつスキルの「モリーエール」は味方のテンションを最大2段階も上げてくれるので、強力なボス戦でも重宝できる。それにモリーは、バトルシーンの演出も楽しかった。
HD-2D版の『ドラクエ2』では、新規追加キャラがどのような活躍を見せてくれるかが待ち遠しい。できれば『ドラクエ1』でも増えてほしいところだが、こちらは続報を待つしかない。
そういえば、今回紹介した4名の追加キャラだが、完全な新規キャラはデボラだけだった。ピサロやゲルダ、モリーもオリジナルにも登場していただけに、あらためて考えるとデボラはシリーズでもレアな「追加キャラ」と言える。