■頼れる保健委員長は人気者「善法寺伊作&猪名寺乱太郎」
最後は、ほんわかコンビの猪名寺乱太郎&善法寺伊作を見ていきたい。善法寺伊作といえば人気ランキング上位をキープする『忍たま』屈指の人気キャラで、「イケメン」で「面倒見がよく」「優しい」という完璧男子。一方で、恐ろしいまでの不幸体質のせいで苦労が絶えない人物でもある。
過去のベストコンビ投票でも、伊作は乱太郎の相手としてランクイン。同じ保健委員として、「包帯の歌」を歌いながら仲良く任務にあたる姿に癒されるという視聴者が続出した。
乱太郎は伊作と行動すれば不運な目にあうとわかっているが、あっけらかんとしているためどんなトラブルにあっても前向きだ。ベストコンビ記念で制作された『めげない二人の段』では、山中で山賊に襲われて不運が連発するも、逆に山賊を巻き込むという神プレーを連発して逃げ切ることに成功。前向きでいれば、不運も時には幸運に変わる……のかもしれない。
また、伊作のベストコンビとして食満留三郎にも触れておきたい。彼は伊作と同じ部屋の6年生。おおらかかつさっぱりとした性格で伊作との相性もよく、何かと不運体質をカバーしてくれる頼れる友人だ。
彼らの印象的なエピソードといえば、「同室」シリーズだろう。保健委員の任務や日々の生活の中で不運により次々とトラブルを起こして謝る伊作と、「気にするな、同室じゃないか」と大きな心で受け止める留三郎はまさにベストパートナー。話が進むごとにお互いへの信頼感が高まっていく様子は必見である。
『留三郎と伊作の休日の段』では、二人のオフモードの姿が描かれた。これは、たまにはのんびり出かけようと外に出た二人が、乱太郎らに会ったことで世話を焼く羽目になるというまったりしたエピソード。しかし、帰宅した二人はなんだかんだ満足気。次の休日はゆっくりしようと笑顔を向け合う姿からは、二人の安定した仲の良さが伺える。
『忍たま』は登場キャラが多い作品ゆえ、今回紹介したコンビのほかにもたくさんのナイスなコンビが存在する。テレビアニメシリーズを視聴する際は、自分なりの推しコンビを見つけてみるのも楽しみ方の一つかもしれない。