■実はてんくうのよろいを装備できていた? アネイルの町を守り抜いた英雄「リバスト」
『ドラクエ4』では、アネイルの町で英雄「リバスト」の名前を教えてもらえる。
リバストはかつてアネイルを襲った魔物たちを退けており、最後の魔物と相討ちで倒れてしまった。その逸話だけでも立派な人物であることが分かる。
この町では、かつてリバストが着用したと言い伝えられている鎧が飾られているのだが、実は過去に盗賊に盗まれてしまっており、すでに普通の鎧にすり替わっていた。
夜になって墓場へ行くと、その鎧が「てんくうのよろい」と呼ばれていたこと、何者かによって海のかなたに持ち去られたことを、リバストの魂が教えてくれる。
事実、「てんくうのよろい」は海鳴りのほこらにあるため、これもリバストによる重要なヒントであった。
それにしても命を懸けて魔物と戦って町を救ったなんて、カッコ良すぎるだろう。先に登場したサイモンもそうだが、死んでもなお勇者たちの冒険を助けてくれるなんて、『ドラクエ』の偉人たちはやはり素晴らしい。
さて、ここで紹介したキャラクターたちは、すでに故人となっているものの、「偉人」といえる人物ばかりだった。なかには、魂となってからも主人公たちの冒険を手助けしてくれる存在もいて、頭が下がる思いである。
こういった人たちの功績を想像して思いを馳せてみるのも『ドラクエ』の醍醐味であるかもしれない。