■どれだけすごい!? 出番が少なすぎた悲しい武器
テレビアニメ『機動戦士ガンダム』の劇中で、たった一度しか使用されなかった武装が「スーパー・ナパーム」だ。ジオン軍に襲撃されたサイド7に残されたガンダムのパーツを、機密保持のために焼き払う場面で使用された。
その焼却範囲は広範囲に及び、4発の焼夷弾が装填可能なマガジンをビームライフルの下部にセットして発射する。
焼き払ったガンダムのパーツには当然「ルナ・チタニウム合金」が用いられていたはず。ザク・マシンガンの直撃にも耐える頑丈な材質でできたパーツを、あっさり焼却したスーパー・ナパームの威力は計り知れない。
燃焼させられない宇宙空間はともかく、地上戦でもほとんど出番がなかった理由は不明。拠点攻撃等でアムロがスーパー・ナパームをどのように活用するのか、その戦略的な駆け引きも見てみたかった。
ちなみにテレビアニメでは一度きりの出番だったが、その強烈なインパクトからか、ゲーム作品などでは武装のひとつとして採用されることも多い。ほとんどは、取り回しは悪いが高威力な武器となっているのが特徴だ。
初代ガンダムには、イロモノ武器から実用的かつ強力な火器までバラエティに富んだ武装が存在した。せっかく用意された武装なので、今後製作される映像作品などで、もっといろいろな活躍シーンがみてみたいものだ。