ルージュラ、マリルリ、マッスグマ… ゲームボーイ『ポケットモンスター』見た目に反して「実はめっちゃ強い」意外な精鋭ポケモンの画像
ゲームボーイ『ポケットモンスター金』『ポケットモンスター銀』(任天堂) ©1995,1999 Nintendo/Creatues inc./GAME FREAK inc. (写真/ふたまん+編集部)
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 2月27日に最新作『Pokemon LEGENDS Z-A』の発売が発表され、ますます盛り上がりを見せている『ポケットモンスター』シリーズ。

 1996年に発売されたゲームボーイソフト『ポケモン 赤・緑』を皮切りに、これまで数多くの個性的なポケモンが登場しているが、なかには見た目からは想像できないほど、秘めたるポテンシャルを持ったポケモンも存在している。

 思いもよらぬ強さでプレイヤーたちを驚かせた、ゲームボーイ時代の「予想外の強豪ポケモン」たちを振り返ってみよう。

※本記事には作品の内容を含みます

■奇抜な見た目にギャグキャラと侮ることなかれ…『ポケットモンスター 赤・緑』ルージュラ

 長い歴史を持つ『ポケモン』シリーズだが、記念すべき1作目は前述した『ポケモン 赤・緑』である。育成ゲームとしての完成度の高さから多くのプレイヤーを虜にした名作だが、当時の環境では「こおり」、「エスパー」、「ドラゴン」タイプが非常に強く、ポケモンバトル時においてもこれらのポケモンが多く使われていた。

 そんななか、見た目からは想像しがたい驚くべき活躍を見せたのが、ニョロゾとの通信交換をすることでのみ手に入る「ルージュラ」だ。

 長い金髪と紫の肌、分厚い唇とインパクト大なビジュアルもさることながら、赤いドレスを着たその姿は、人間の女性を彷彿させる。ほかのポケモンとは明らかに違う見た目に加え、通信交換で手に入れた際のニックネームがひらがな表記で「まさこ」だったりと、一見、ネタキャラのようにも思えてしまう。

 だが、実はこのルージュラは「こおり・エスパー」の複合タイプで、当時の強キャラたちを相手取れるだけの凄まじいポテンシャルを秘めていた。

 この2タイプは非常に強力な技が揃っていたため、高威力な技で相手を吹き飛ばし、ドラゴンタイプにすら有利を取る大活躍を見せた。防御力にはやや難があったが、それでも当時の対戦においてはあらゆる強豪を下す可能性を秘めた、まさに隠れたエースキャラクターだったのである。

 筆者も幼少期、強烈なビジュアルからどこか敬遠しがちだったのだが、思わぬ独自性を持つポケモンであることを知り、ただただ驚かされた次第だ。

■のちのシリーズで覚醒した思わぬ強キャラ『ポケットモンスター 金・銀』マリルリ

 初代作品の大ヒットを受け、1999年には続編である『ポケットモンスター 金・銀』が発売されることとなった。

 総勢251匹のポケモンが登場する本作のなかでも、可愛らしい見た目に反し、のちに思いがけない大躍進を遂げたポケモンと言えば、今作で追加された「マリルリ」ではないだろうか。

 うさぎのような耳と丸っこい体、青地に白い水玉模様を持った、なんとも愛くるしい見た目のポケモンだ。

 初登場時、お世辞にも高性能とは言い難かったマリルリだが、新たなシリーズが登場するたびにその性能が見直され、ついにはとある技を駆使し対戦環境で大暴れすることとなる。

 そのきっかけとなった技とは、『金・銀』からマリルリが覚える「はらだいこ」だ。自身の攻撃力を最大まで強化する代わり、HPを半分にするというハイリスク・ハイリターンな特殊技である。

 なんとこのマリルリ、のちのシリーズで相手の先制を取ることができる「アクアジェット」を覚えられるようになったことで、「はらだいこ」で攻撃力を最大化し「アクアジェット」で、有無を言わさず相手を叩き伏せる無双ぶりを発揮するようになったのである。

 可愛らしい見た目にほっこりするのも束の間、まさに砲弾のようにすべてを破壊していくその姿にあぜんとしてしまったプレイヤーは少なくない。 

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