■四皇とタイマンを張った実力者!
海賊王ロジャーと対等に渡り合い、大海賊時代以降は“世界最強の男”と名高い元四皇のエドワード・ニューゲート率いる白ひげ海賊団の1番船船長兼船医が、「マルコ」だ。
“不死鳥”の異名を持つマルコは、動物系幻獣種「トリトリの実 モデル“不死鳥(フェニックス)”」の能力者で、全身から青い炎を発するフェニックスに変身可能。いかなる攻撃を受けても青い炎とともに再生することで、海賊の間でも噂が広まっている。
頂上戦争では当時の海軍が誇る三大将と激突し、黄猿や赤犬らの攻撃を受けようとも即座に回復。ルフィに手を出そうとした青キジを蹴りで吹き飛ばすなど、そうそうたるメンバーを相手に大立ち回りを演じた。
そんなマルコは、ワノ国編ではカイドウと同盟を結んだ四皇のビッグ・マムとタイマンを繰り広げる。直接対峙したビッグ・マムからは「マルコォ~お前程の男が……」と評され、四皇クラスの人物からも一目置かれていたようだ。
実際にマルコと戦ったビッグ・マムは、圧倒的な再生能力を持つマルコとの戦闘は時間がかかりすぎるとして、単独で倒すことを諦めたほどである。
その後もマルコは、百獣海賊団の最高幹部であるクイーンとキングを二人同時に相手にしながら時間稼ぎを行い、一時は不死鳥の力で圧倒する場面すらあった。
すでに船長のエドワード・ニューゲートはこの世を去ったが、白ひげ海賊団の実質ナンバー2だったマルコの強さは健在である。
海賊団を率いる船長たちに世界規模の影響を及ぼす猛者が多いのは事実だが、その部下にもとんでもない逸材がたしかにいる。今後も彼らが本気を出したときに、どのような壮絶な戦いが繰り広げられるのか展開を見守りたい。