■パック開封の検証結果は……まさに驚嘆!?
気になる結果は、以下の通りです。
1)角が曲がっているパック
→ダイヤ4=6枚/金1=3枚/金3=1枚【30パック中、10枚】
2)最初から裏返しのパック
→ダイヤ4=4枚/金1=3枚/王冠=1枚【30パック中、8枚】
3)どちらでもないふつうのパック
→ダイヤ4=3枚/金1=4枚/金2=1枚/金3=1枚【30パック中、9枚】
「ふつうとは違うパック」で、どれだけレアなカードが集まったのかニヤニヤしながらデータをまとめていたのですが、なんと「ふつうのパック」とそんなに変わらないという結果に……。ダイヤ4以上の出現確率はほぼ一緒、むしろ「ふつうのパック」は金以上がめちゃめちゃ多かったです。
検証することで、「これがレアカードの近道になるはず!」くらいの気持ちでいましたが、現実はなかなか甘くないのかも……。
結果的に、パックを選別することによるレアなカードのゲット率は、そこまで差がありませんでしたが、そもそも「ふつうとは違うパック」を選んでいる人はどれくらいいるのでしょうか?
そこで、今度は『ふたまん+』編集部のある双葉社で、全『ポケポケ』プレイヤーにアンケートを敢行。「1パック開封のとき、角曲がりや裏返しなど、パックを選別していますか」と聞いてみたところ、「している人」「していない人」が、きっちり50%:50%という結果になりました。思ったより、気にしていない人も多いようです。
ただ、アンケート回答者には加えてカードのゲット状況もリサーチしてみたのですが、この中には非常に興味深いケースがありました。
たとえば、Aさんは1000枚超のカード保有者で、角曲がり、裏返しを気にしてパック選別をするタイプ。でも、いまだ王冠カードはゼロで、ダイヤ4以上のレアカードの保有比率は5%ほどでした。
対して、約500枚のカードを保有するBさんは、パック選別をまったくしないタイプ。レアカードの比率こそ5%とAさんとそこまで変わりない一方で、なんとすでに王冠を3枚もゲットしていました!
でも、「じゃあ、パック選別なんて気にしないほうが良いんだ……」というわけでもなさそうなのがCさんのケース。保有カード600枚ほどで、Aさんと同じくパック選別を気にするタイプですが、レアカードの保有比率は7.5%とダントツに高かったんです。
結局のところ、やはり個々の「ヒキの強さ」が関係してしまうのかもしれません……。
■『ポケポケ』の楽しみ方は十人十色!
思えば、“レアサーチ”を可能にしてしまうと、パックを自分では選べない「10パック開封」が不利になってしまうことになります。また、発表されている『ポケポケ』の仕様において、出現カード抽選のタイミングを考えると、そもそも選別そのものに意味はないという声もあります。
一方、今回の検証は「角曲がり」「裏返し」というアバウトな区分けで、前述の通り、複合するケースも確認されていますし、まだ発見されていない「条件」が存在する可能性だってあるかもしれません。
いずれにせよ、「レアなカードが出やすいかも?」と、筆者のように1つ1つパックを選別しているプレイヤーが少なからずいるのは事実。それだけ、「パック開封」にロマンと謎を感じ、その“奥深さ”に夢中になっているということでしょう。
レアカードが出ても出なくても、パックの選別は『ポケポケ』における楽しみの1つ。結果はどうあれ、選べるってことは、やっぱりワクワクするんですよね。筆者はこれからも「パック選別」し続けると思います!
17日には待望の新拡張パック「幻のいる島」もリリースされる『ポケポケ』。みなさんはどんな楽しみ方で、ポケモンカードの世界を堪能していますか?