■ヒャダルコにヒヤヒヤ…サントハイム城で待ち受ける『ドラクエ4』バルザック
『ドラクエ4』では、第四章でボスキャラ「バルザック」が登場する。
第四章の主役であるマーニャとミネアにとっては、錬金術師の父・エドガンを殺された仇でもある。かつてエドガンの弟子であったバルザックは、エドガンが偶然見つけた「進化の秘法」を強奪し、キングレオ城の王座を奪ったほどの悪党なのだ。
第四章の時点でバルザックはベホマを使うが、呪文を封じ込める「せいじゃくのたま」が手に入るので、勝つのは不可能ではない。むしろ、そのあとに登場する負けイベントのキングレオのインパクトが凄すぎて、あまり印象に残らなかった。
しかし、バルザックは第五章にて、サントハイム城の玉座に居座り、弱体化したキングレオの能力を上回るボスキャラとして再登場。
攻撃力や守備力も高いうえ、ヒャダルコで全体攻撃をしてくる。完全2回行動なので、厳しい戦いを強いられるのは必至だ。ベホマは使わないものの自動回復があるため、もたもたしているとあっという間にHPを削られてしまう。
しかも『ドラクエ4』は仲間に命令ができない。そのため、誰を連れていくか非常に悩んだ。ヒャダルコを封じたくてもマホトーンは効かないし、眠らないのでラリホーも無意味。だが、クリフトは当然マホトーンやザキを使うし、ミネアもラリホーを頑張ってしまう。HPが低いものの、バイキルトを使ってくれるブライが理想といえるだろう。
肉弾戦に持っていけるようにと、勇者、ライアン、アリーナで、ブライのバイキルトから一気に攻勢に出た。とにかくヒャダルコを連発しないかと、ヒヤヒヤしていたものだった。
さて、ここで紹介したボスたちは本当に恐ろしいボスたちだった。コントローラを握る手が痛くなるほどの緊張感で、手汗が半端なかった記憶がある。
何十年経過した今でも覚えているなんて、本当に印象深い強敵だったと言えよう。苦戦して倒せたときはもちろん嬉しかったが、それ以上に安堵感でいっぱいになったものだった。