■“海賊王”に迫る実力!? 超巨大ロボットを操る合体人間・バレット
『FILM GOLD』に続く、劇場版14作目『ONE PIECE STAMPEDE』のラスボスだった「ダグラス・バレット」も、悪魔の実を覚醒させた人物だ。
ロジャー海賊団の元船員で、作中屈指の強者が集う海賊団にいながら特に強さの面で際立っている。バギーによれば「全盛期のレイリーと互角に戦えた」ほどで、「海賊王に迫る」とまで称された実力者である。
そんなバレットは「ガシャガシャの実」の能力を有し、武器や兵器など無機物同士を合体させて操れる“合体人間”だ。鯨型の潜水艦「カタパルト号」にあらゆる武器を格納し、自身と合体させて巨大ロボを操っていた。
カタパルト号と合体した「鉄巨人バレット」はフランキー将軍ほどのサイズだが、能力を覚醒させた彼は、島すべてを取り込んで合体する「究極バレット」となり、もはや「島そのもの」といえるほどの巨体になる。
加えて、超巨大化した状態のロボットすべてを覆うほど、ばく大な武装色の覇気を持ち、究極バレット状態で武装硬化したパンチは一撃で島を割るほどの威力を発揮する。
“ギア4”スネイクマン状態になったルフィとの対決では、超高速で放たれる攻撃にある程度対応できる見聞色の覇気を披露。さらに「最悪の世代」の船長クラスでようやく耐えられる、覇王色の覇気まで繰り出すなど、3種類の覇気を高い次元で扱っていた。
圧倒的な基礎戦闘能力と覇気の強さ、そして覚醒した能力まで兼ね備えたバレット。劇中ではルフィひとりでは太刀打ちできないほどの強さを誇り、海軍や革命軍などが集結して立ち向かうかたちになるのもやむを得ない強敵だった。
悪魔の実の覚醒者は、ルフィをはじめ、ようやく何名かが現れはじめた。しかし、これまでの物語や劇場版などに、すでに覚醒者が登場していたことに気づいていなかった読者もいることだろう。
最近になって覚醒シーンが描かれたロブ・ルッチやカクの例もあるので、すでに登場済みのキャラが覚醒を果たし、再登場を果たすような展開も見られるのかもしれない。