■伝説の漫画『I"s』でヒロイン・伊織を演じた白石聖
『I"s』は伝説のラブコメ漫画であり、そのヒロイン・葦月伊織もまた伝説級のスーパーヒロインだ。本作は2018年から2019年にかけて実写化され、伊織役は約700人が参加したオーディションで選ばれた白石聖さんが演じた。白石さんは結婚情報誌『ゼクシィ』の12代目CMガールとして注目され、いまでは『恐怖新聞』や『とりあえずカンパイしませんか?』などで主演を務める実力派女優だ。
白石さんはインタビューで「伊織ちゃんを演じるのは、プレッシャーや重圧を感じました」と明かしているが、彼女が演じる伊織の再現度の高さはファンの間でも話題になった。
大役を演じるプレッシャーにも負けず、数々の名シーンの映像化に挑戦した白石さん。特に第8話、電車内での伝説の告白シーンでの瑞々しい演技は、特に印象的だ。
この場面では主人公の瀬戸一貴が「結局俺も告白できなかったし」と話し、「誰に告白するつもりだったの?」と伊織が聞く。すると一貴はそのままの流れで、「君に…」と思わず伝えてしまう。
それを聞いた瞬間の、まるで時間が止まったような伊織の表情を白石さんは可憐に演じている。長い沈黙の後に続く「片思い……だと思ってた」は、戸惑いと喜びがないまぜになっているのが感じられ、かなりぐっとくるセリフだった。
本作では白石さんをはじめとして、他の3人のヒロインを演じたキャストも皆魅力的だ。ラブコメとしてストーリーの完成度も高い本作だが、ヒロインの可愛さを見るだけでも楽しめる作品である。それぞれの個性のぶつかり合いも見逃せなくて、見どころたっぷりだ。
実は、『I"s』の第4のヒロインである麻生藍子は、『ウイングマン』でアオイ役を務めた加藤さんが演じている。藍子は出演時間は少ないながらも、物語の終盤のキーキャラクターともいえる存在だ。
『I"s』、『電影少女』と実写化された桂さんの作品を見ると『ウイングマン』もより楽しめるので、歴代ヒロインたちの演技と可愛さを再確認しておきたい。