『電影少女』の西野七瀬&山下美月に『I"s』白石聖も…歴代・桂正和実写化ヒロインを演じた女優たちの画像
ドラマ『電影少女 -VIDEO GIRL AI 2018-』 ©『電影少女 2018』製作委員会 ©桂正和/集英社

『電影少女』や『I"s』などの大ヒット作で知られる桂正和さん。桂さんの作品の特徴のひとつといえば、超絶美少女がヒロインであることが挙げられる。

 これまで桂さんの作品はたびたび実写化されてきたが、2024年には『ウイングマン』が新たに連続ドラマとなり、ヒロイン・アオイを演じた加藤小夏さんの「美腹筋」も話題になった。

 過去にも加藤さんと同じように、桂正和作品の実写化でヒロインを演じ話題となった女優たちは数多い。今回はそんな女優たちのかわいい姿をプレイバックしていこう。

■ショートカットが可愛すぎる『電影少女』の西野七瀬

『電影少女』は累計発行部数1400万部を突破している大ヒットラブコメ漫画だ。本作は2018年に『電影少女 -VIDEO GIRL AI 2018-』というタイトルで実写化された。その際には原作の25年後という設定になり、原作とは同一の世界観であるとも明かされている。

 ヒロインである天野アイ役を演じたのは、当時乃木坂46に所属していた西野七瀬さん。本作は、いまでは『あなたの番です』や『ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜』などで知られる人気女優となった西野さんの、ドラマ初主演作品となっている。

 西野さんは本作で髪をバッサリと切ってかわいらしいショートカット姿を披露した。「この役に挑戦するために20cmくらい切りました」と話していて、意気込みの強さも感じられた。

 こうした役作りも相まってか、西野さんはさまざまな表情を見せるアイを見事に演じていた。原作のアイの名セリフがドラマ版でも登場し、特に第1話で「おまえのいいとこ、ひとつめーっけ!」と天真爛漫に言い放つシーンには、アイの可愛さが詰まっている。

 また、ビデオが再生された瞬間の清純派アイドルのような自己紹介から、現実世界に飛び出してきた時の「ボロっちいデッキ使いやがって!死ぬかと思っただろお」という男勝りなセリフまで、幅広いキャラクター性を表現していた。

 天性のアイドルオーラを持つ西野さんは、後に多くのドラマで披露することになる演技力の高さを本作でも見せつけている。とにかく可愛く魅力的で、同時に儚さも感じさせる西野さんの姿は、多くの視聴者を虜にしたはずだ。

■闇のビデオガールを演じた2019年版『電影少女』の山下美月

『電影少女』には、『電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-』という実写化作品もある。これは西野さんの主演した作品の続編であり、別の電脳少女・マイを中心とした新たな物語が描かれている。

 マイ役を演じたのは、西野さんと同じく乃木坂46に所属していた山下美月さん。彼女はいまでは連続テレビ小説『舞いあがれ!』や日テレ系ドラマ『降り積もれ孤独な死よ』などにも出演する注目の若手女優だ。

 マイは、天真爛漫なアイとは一線を画す「悪女」で、複雑なキャラクター性を持っている。そんなマイを演じた山下さんは、西野さんに引き続いて乃木坂46から自身が起用されたことについて、「それを引き継ぐのが私で大丈夫かな」という不安があったとインタビューでは語っていた。

 またマイという特殊なキャラに関しては、「人間らしさをどう消すかなど、いろいろ考えたりもしました」と様々な試行錯誤をしたとも明かしている。

 実際の山下さんは、そうした悩みを感じさせないほど生き生きとマイを演じていた。第1話では「私の役目は傷ついた男の子を癒してあげること」と至近距離で小悪魔的な発言をしていたほか、素肌をあらわにするシーンもあり、その美しさで視聴者をドギマギさせた。また自分の思い通りにならないと態度を豹変させる場面では、そのギャップに驚かされたものである。

 マイはアイよりダークな側面がかなり強く、山下さんと西野さんの演技は正反対といってもいいが、どちらも魅力的だ。2作品を見比べて、どちらのビデオガールが好きか考えてみるのも面白いかもしれない。

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