■攻めすぎなものも?芸能人のマニアックグッズ
冒頭で触れたお風呂の残り湯以外にも、番組にはマニアックな体験や商品が登場している。
たとえば篠原涼子さんの唇をかたどったグミ、中山美穂さんの膝枕で耳かき、飯島愛さんの添い寝、岡本夏生さんの使用後ニプレス、瀬戸朝香さんの着替えを撮った使い捨てカメラ、内田有紀さんのお風呂道具セットなどなど。かなり際どいものもあり、令和だったらこのような出品物はコンプラ的に厳しいかもしれない。
だが当時は、大好きなタレントと直接触れ合えたり身に着けていたものを入手できたりするとあって、入札者はみな本気。男性ファンが多かったが、競り落とすために闘志を燃やしていた。
■最高額は453万円!高額ベスト3
番組当初は入札上限が20万円で、同数の場合はじゃんけんというルールになっていたが、満額入札が増えたことなどから上限が廃止され、入札額は一気に跳ね上がっていった。
100万越えの商品は多々あったが、それらをはるかに超える453万という驚異の落札額を叩き出したのが、解散発表後だったプリンセス・プリンセスの6人目のメンバーになれる権利だった。
プリプリが提供したのは、衣装を着て一緒にMVを撮り、衣装ごとプレゼントというもの。最終的には、そこにメンバーの楽器とサイン入り全CDまでつくという豪華すぎる内容となった。高額ではあるが、それに見合う価値があったと言えよう。
次点では、所ジョージさんが自らリメイクした愛車に360万10円の値がついている。こちらも最終的に所さんが様々なオプションをつけており、金額以上のお宝車となった。
そして、海外勢の高額トップが、305万で落札されたローリング・ストーンズの楽器セットである。世界中で絶大な人気を誇る超一流アーティストの提供とあって注目度も高かった商品だが、その後どうなっているのかも気になるところだ。
惜しまれつつも終了した同番組だが、2011年に東日本大震災復興支援を目的として『とんねるずのみなさんのおかげでした』のスペシャルコーナーで復活している。いつかまた見てみたいものである。