声優を始めたころは「必死に食らいつくという感じだった」
――舞台出身であった小野さんにとって、声優というお仕事にはどんな印象がありましたか。
小野 声優の仕事を始めたころは、何にも知らない状態でやっていたということもあって、言われたことをわからないながらもやっていて、必死に食らいつくという感じだったんです。
いろいろな役者さんと一緒にやりながら、声優としての表現方法を身に着けなくちゃいけないと、毎回の収録が本当に必死でした。そこは経験を重ねて変わってきたところですが、ただ、当時ならではのがむしゃらな良さというものもあったと思っています。そういうものは逆に今はなかなか出せないものなので、ただ年齢を重ねてキャリアを増やしていくだけでもダメだなとは思っていますね。
――新しい環境にも柔軟に対応する小野さんにおいて、ずっと変わらないところはどんなところだと思いますか?
小野 やっぱり、“負けたくない”って思う気持ちですかね。心の中では、いつも“負けないぞ”と思っています。自分自身の性格として、負けず嫌いなんでしょうね。あと、そうは言いながらも意外とマイペースで、けっこう能天気な部分があるところは変わらないんじゃないかと思いますね。
インタビュー第3回は11月9日(土)公開予定!
アニメ『パーティーから追放されたその治癒師、実は最強につき』
毎週土曜日・深夜2時よりABCテレビ・テレビ朝日系列全国24局ネット『ANiMAZiNG!!!』枠にて放送中