ソロでよかったと思える意外すぎる理由
──マルチに活躍されている中川さんですが、芸能活動のベースは歌なんですね。
中川 今、シングルのリリースイベントで全国各地を周っているのですが、ファン同士で結婚された方がたくさんいて、お子さんを連れて見に来てくださることもあるんです。もう20年ぐらい、一緒に人生のレベルを上げている感覚ですね。一方で、“YouTubeを観ました”なんていう新しい方もいて。父のファンだった方が中川家親子2世代で応援してくだている方もいてくださる。やっぱり歌が中心にあったから、ここまで長くお仕事も続けられたと思います。
──今、ソロアイドル出身のシンガーで、コンスタントにシングルCDを出し続けている方は中川さん以外にほとんど見当たりません。その状況についてどう思いますか?
中川 それは本当に幸せだなと思います。“歌が歌える人生にしてくれてありがとうございます。出会ってくれたすべての皆さんのおかげです”って、いくら伝えても伝え足りないぐらいの奇跡だと思っています。感謝でいっぱいです。
──全国でのリリースイベント開催は、昭和アイドルの全国キャンペーンに通じるものがありますね。
中川 そうですね。昔はキャンペーンっていうものでしたよね。移動が多いし、1日に 2か所で開催されることもあるので、体力も必要ではあります。ただ、日本全国を周るときは、ずっと担当してくれているレコード会社の方が美味しいものを調べてくれて、必ず食べに行くんです。それがソロでやっていてよかったと思うことのひとつです(笑)。
今の時代、一人でCDを売るって大変なことなんです。でも、おいしいものが食べられるし、イベントでみんなに会えるという意味でも、“リリース期間バンザイ”です(笑)。ただ、バンザイではありますが、自分の人生、時間、心、全部をかけて挑んでいます。そこは決意と覚悟もありますね。それだけに、リリースイベントでは毎回、“人が来なかったらどうしよう”と不安になります。
──ソロなので、客席がガラガラだったら、そのダメージを一人で受け止めることになりますもんね。
中川 でも、おかげさまで今は全国のイベントでも、初めていらした方とか、小さな子どもたちがいっぱい来てくれるんです。いつも、子どもたちにはステージに上がってもらって『ポケモン』の『ドリドリ』って曲を一緒に踊るようにしています。それが、いい思い出になるといいなと。3歳とか5歳って、私が飼っている猫より若いんですよ(笑)。そんな子たちに必ず将来の夢を聞くのですが、みんなハッキリと何になりたいと教えてくれて、私はパワーをいただいています。
──まだまだ全国リリースイベントは続きますね。
中川 ハイ、11月いっぱいまであります。ツーショット撮影会やサイン会もありますので。お近くの方はぜひ、遊びにいらしてください!
インタビュー第3回は11月14日に公開予定!
★中川翔子ニューシングル「ACROSS THE WORLD」発売記念リリースイベント(2024年11月中旬以降の予定)
■11/10(日) 18:00~ 【青森県】ヒロロ 3Fヒロロスクエア
■11/24(日)12:00~ 【埼玉県】イオンレイクタウンmori木の広場
■11/24(日)19:00~ 【東京都】タワーレコード新宿店 9F
11月20日(水)発売 ニューシングル
中川翔子「ACROSS THE WORLD」