■馬鹿にしていたクリリンに叩きのめされたプンター
人造人間・セル編以降に開催された第25回天下一武道会では、久しぶりに悟空たちが参加する。そこに集まったのはミスター・サタンを始めとする、悟空たちの強さとは程遠い実力の武道家ばかり……。
参加者の中には、悟空たちの存在を知らないがゆえに勘違いしている武道家がたくさんいた。そのひとりがクリリンが初戦であたることになったプンターだろう。
クリリンの容姿を見て明らかに弱いと判断したプンターは、「おまえなんか10秒もあればじゅうぶんだぜ〜~~」と挑発をしてきた。その場面を見ていたクリリンの娘のマーロンは不安になり、観客もクリリンが絶対に負けると思っていた。
しかし、クリリンは地球人最強の男、プンターなど敵ではない。手加減をした攻撃であっさりと倒してしまったのだ。これには観客全員が驚いてしまう。
これまでのクリリンの苦労を知っているだけに、ヤムチャと同じように「クリリンを舐めるなよ!」という気持ちになってしまった。
■親子ともども散々な目に…イダーサ&イコーセ兄弟
最後は第25回天下一武道会で少年の部に出場したキャラたちを紹介したい。トランクスや悟天が参加したのが少年の部で、15歳以下の子供たちが参加している。
そこに現れたのがイダーサ、イコーセ兄弟で、半分ほどの年齢しかないトランクスや悟天を下に見てかなり馬鹿にしていた。
参加資格者の年齢の幅が広いことからも、年上が優位だと安易な判断をして、ふたりを雑魚だと思ったのだろう。
しかし、もちろんこのふたりは普通の少年ではない……。何せ、悟空たちが苦労してなることができた超サイヤ人をあっさり習得したのだ。その時点でフリーザの戦闘力を軽く上回っている……。
そのため年上に脅されたりしても全く平気な様子で、トランクスはイダーサを、悟天はイコーセを、それぞれ全然本気を出すことなくあっさり倒してしまった。
さらに、それを見て激怒したふたりの母親はブルマに食って掛かったが、チチによって返り討ちにされていた。親子ともども散々な目にあったといえるだろう。
『ドラゴンボール』の天下一武道会に登場するビッグマウスキャラは噛ませ犬でしかないが、それぞれが良い味を出している。そして、殺伐とした戦いにならないからこそ、どこか和やかな雰囲気だ。
激闘バトルばかりだと緊張感の連続なので、こんな一息つける戦いも必要である。