王道だけど至高!胸アツすぎた「ジャンプ漫画」ライバルキャラとの夢の共闘シーン 「悟空&ピッコロ」「ルフィ&クロコダイル」に「ゴン&ヒソカ」も…の画像
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 それまで敵対していたふたりが緊急時にタッグを組み、より強大な敵に立ち向かう――。そんな構図は、少年漫画におけるドラマチックな展開のひとつとして知られている。

 ふたりの間に、深い因縁があればあるほど共闘することに価値があり、読者としてはワクワクさせられる。

 そこで今回は、まさかの相手との共闘が実現した、『少年ジャンプ』史に残る胸アツ展開を振り返ってみよう。

■地球の危機に、まさかの相手から申し出

 少年漫画における“共闘”というテーマで、真っ先に名前があがりそうなのが、『ドラゴンボール』の悟空とピッコロによる電撃タッグだろう。

 突如、地球に来襲したサイヤ人「ラディッツ」が圧倒的な力を見せつけ、悟空の目の前で息子・悟飯を連れ去る。一か八か、クリリンや亀仙人を連れて戦うつもりだった悟空の前にピッコロが現れ、「おまえたちではムリだ」「このオレがいっしょに行ってやる」と共闘を申し出たのである。

 同作においては、かつての敵が仲間になる展開は定番ではあるが、作中でまだ明確に改心していなかったピッコロのほうから、悟空に共闘を申し出たことに驚かされた。

 悟空とピッコロは、先代のピッコロ大魔王の時代まで含めると、かなり深い因縁がある。一時敵対しながら仲間になったヤムチャや天津飯などとは、“悪”としての度合いは比べものにならない。ましてピッコロには仲間になるような前フリもないのだ。

 だが、これまでの最強の敵と主人公が手を組むという展開に胸が躍った。作中でも亀仙人が、「ま…まさかあのふたりが手を組むとはのう…」「こりゃあ、ものすごいみものじゃぞ」と大興奮したのも当然である。

 そして悟空&ピッコロvsラディッツのバトルは、想像以上に白熱した展開に。ふたりを同時に相手にしながらも余裕を見せたラディッツに、ピッコロは新開発した技「魔貫光殺砲」を繰り出す。一度は避けられたものの、悟空がラディッツを羽交い締め。そのまま自分の体ごとピッコロの「魔貫光殺砲」に貫かれ、なんとかラディッツを打ち倒した。

 意外なふたりの初共闘は、主人公・悟空の死という衝撃の結末に終わり、読者に与えたインパクトはすさまじかった。

■緊迫した展開で、かつてのボスとタッグ!

ONE PIECE(ワンピース)』にも、胸躍る共闘シーンがいくつもある。なかでも印象的だったのが「インペルダウン編」で描かれた、ルフィとサー・クロコダイルの共闘である。

 クロコダイルといえば「アラバスタ編」における黒幕であり、一時はルフィを打ち負かした強敵。ルフィに敗れたあと、クロコダイルは大監獄インペルダウンに収監されていた。

 義兄エースの処刑執行が迫るなか、ルフィは署長マゼランの猛毒を受けて死の淵をさまよう。なんとか回復するが、エースが連れ去られた海軍本部のあるマリンフォードへ向かうのに、敵だらけの監獄を抜けるのも厳しい状況だった。

 そんな切迫したルフィに共闘を持ちかけたのが、かつての敵クロコダイルだ。ルフィは当初、その申し出を却下したが、両者ともにどうしても監獄を抜け出したい思惑があり、やむなく共闘を選択する。

 ルフィ、クロコダイル、そしてジンベエまで連携しながら、監獄脱出のために敵をなぎ倒して突き進む展開はドラマチックそのもの。そのままマリンフォードでの頂上決戦まで、ずっと共闘関係を維持することとなる。

 そしてアラバスタでは相当ひどいことをした悪者クロコダイルだが、頂上決戦では意外なほどアツい面を持った人物であることが判明する。ターゲットを白ひげから海軍に変え、エースの処刑阻止のために尽力したのが印象的だった。

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