■『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』唯一無二のスタンドバトル
2017年公開の実写映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』で、山﨑さんは本作ならではの独特なアクションシーンを見事に演じた。
荒木飛呂彦さんの人気漫画『ジョジョ』シリーズの特徴である“スタンド”を使った特殊バトルが見どころの本作。CGやVFX、そして俳優陣の演技を駆使し、原作ファンも唸るような臨場感あるバトルが再現されている。
とくに山﨑さん演じる東方仗助と岡田将生さんが演じる虹村形兆とのラストバトルは、これまでの実写作品にはない圧巻のシーンの連続だ。
群体型スタンド“バッド・カンパニー”の無数の兵士たちが、一糸乱れぬ攻撃を仕掛けてくる恐怖。そしてその猛攻に対抗する仗助が、自身のスタンド“クレイジー・ダイヤモンド”で応戦し、血しぶきを上げながら戦う姿は迫力満点だ。
最後には原作お馴染みの“ドララララーーッ”のラッシュも、山﨑さんの熱演で再現され、ファンも納得の見応えある戦闘シーンとなった。
■『今際の国のアリス』“スペードの5”のデスゲーム
麻生羽呂さん原作のNetflixドラマ『今際の国のアリス』で、山﨑さんは“今際の国”に放り込まれ、命を懸けたデスゲームに挑む主人公・有栖良平を演じている。
本作では、登場人物たちがトランプのマークと数字に対応したデスゲームに参加させられる。有栖が挑んだ2番目のゲーム“スペードの5”は、フィジカルが試される「おにごっこ」。制限時間20分以内にマンションの一室にある“じんち”にタッチすればクリアというゲームだ。
サブマシンガンを乱射する覆面の“鬼”に追われながら、有栖はマンション中を疾走し、幾度となく危機を回避する。しかし、クリアボタンがある“じんち”の部屋にはさらなる“鬼”が待ち構えており、絶体絶命のピンチに陥ってしまう。
有栖は限られたスペースのなか、決死の覚悟で鬼に飛びかかり、激しい応戦を繰り広げた。最後の瞬間、土屋太鳳さん演じる宇佐木柚葉の助けを借り、制限時間ギリギリでクリアボタンをタッチ。見事ゲームをクリアする。
ハラハラする展開と山﨑さんの熱演が光る、緊迫感あふれるデスゲームのシーンだった。
今回は、俳優・山﨑賢人さんが見せた実写化作品でのアクションシーンを紹介してきた。どの作品でも山﨑さんの迫力あるアクションが光り、観る者を引き込む力強さがあった。
新作『アンダーニンジャ』では、“現代忍者”というまた一味違った山﨑さんのアクション演技が見られることだろう。今から期待が高まる。