山崎賢人
山﨑賢人 (C)ふたまん+

 2025年1月、花沢健吾さん原作の人気漫画『アンダーニンジャ』の実写映画が公開されることが決定した。主演は山﨑賢人さん、ヒロインは浜辺美波さん、監督は福田雄一さんと豪華な顔ぶれが揃い、8月末に公開されたスーパーティザー映像も話題となっている。

 現代忍者の活躍を描いた本作では、山﨑さんがどんなアクションを見せるのかも注目ポイントだ。これまで多くの実写化作品で迫力あるアクションを披露してきた彼の実力が、今作でも存分に発揮されるだろう。そこで今回は、山﨑さんが出演してきた実写化作品のなかから、彼のアクションシーンを振り返っていく。

■『キングダム』最強の敵・左慈との戦闘

 山﨑さんのアクション演技が光った作品といえば、『キングダム』を思い出す人も多いだろう。原泰久さんの同名の人気漫画の実写化で、現在まで映画4作が作られている。

 2019年公開のシリーズ1作目では、反乱により奪われた玉座を取り戻すために戦う「王都奪還編」が描かれ、その随所に山﨑さん演じる主人公・信の躍動するアクションシーンが展開された。

 役作りで約10キロもの減量をおこなったという山﨑さん。引き締まった体は原作の信そのもので、躍動感に溢れていた。

 とくに、クライマックスでの最強の敵・左慈との対決シーンは壮絶だ。ヒリヒリするような殺陣の連続、最後は高く飛び上がった信が、左慈が防ぐ剣をそのまま突き割って喉元を刺すという迫力満点のアクションシーンだ。

 のちの舞台挨拶にて、山﨑さんは「本気で斬りにいかせてもらいました。本気で拓さんの頭を……」と語っていたが、左慈役の坂口拓さんも「本当に信と似ていてまっすぐなんですよね。剣に迷いがない」と、山﨑さんのアクションを高く評価していた。

■『ゴールデンカムイ』“不死身の杉元”を体現

 2024年公開の野田サトルさん原作『ゴールデンカムイ』の実写化で、山﨑さんは“不死身の杉元”こと杉元佐一を熱演した。

 本作は日露戦争終結直後の北海道を舞台に、アイヌの埋蔵金を巡るサバイバルバトルが展開されるストーリー。大自然に生きるヒグマとの死闘や、玉木宏さん演じる鶴見中尉率いる第七師団との攻防など、緊迫感のあるシーンが次々に繰り広げられていく。

 印象的だったのが、映画冒頭の日露戦争・二〇三高地での戦闘だ。“不死身の杉元”の異名の由来ともなった迫力満点のシーン。砲弾が飛び交うなか、杉元は歩兵銃を手に敵の塹壕へ突撃し、一人を銃剣で倒したあと、次々と敵兵を相手に激しく戦う。とくに目を目一杯に見開き、「俺は不死身の杉元だ!!」と名乗る瞬間の鬼気迫る演技は圧巻だった。

 山﨑さんはこれまで長物の銃剣を扱ったことがなかったというが、撮影前にモデルガンを購入して弾の装填などの動作などを練習したという。その甲斐あってか、“鬼神”のような杉本のアクションシーンを見事に再現していた。

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