『ONE PIECE』次の目的地は?オールブルーにラフテル… これからの展開で注目したい「気になる重要地点」の画像
『ONE PIECE』エピソード オブ ルフィ ~ハンドアイランドの冒険~ [DVD](エイベックス・ピクチャーズ)

 最終章に入り、さまざまな伏線回収がおこなわれている『ONE PIECE』。未来島・エッグヘッドでの冒険と並行して、ついに巨人の国・エルバフが登場したことも話題になった。

 このエルバフとは、かねてよりルフィとウソップが上陸を熱望していた島である。とくにウソップはリトルガーデンで出会った巨人族の戦士「ドリー&ブロギー」の決闘を目撃し、「おれはこういう誇り高い男になりてェ」と発言。ルフィも共感し、ふたりはいつか絶対にエルバフに行くと誓っていた。

 そして現在の「エッグヘッド編」が終了した後には、いよいよ「エルバフ編」が始まる可能性が高まってきている。

 また最終章では、エルバフ以外にも、目標となりそうな重要地点が描かれる可能性もある。

 ということで、今回は過去の冒険のなかで名前の挙がった「気になる重要地点」をおさらいしていきたい。

■サンジの夢!すべての海の魚がいる「オールブルー」

 麦わらの一味は、それぞれ大きな夢を持っている。もちろん、ルフィの夢である「海賊王になる」は誰もが知っているところだろう。

 それに加えてゾロの「大剣豪になる」、ナミの「世界地図を描く」、ウソップの「勇敢なる海の戦士になる」など、記念すべき第100話「伝説は始まった」では、当時の麦わらの一味の夢が語られていた。

 大嵐の中で進水式を行い、5人が「偉大なる航路(グランドライン)」に入る覚悟を再確認した場面は、大海賊への第一歩に相応しい名シーンだった。

 そしてこの時、サンジが誓った夢は「オールブルーを見つける」である。オールブルーとは、世界中のあらゆる海の魚が生息するとされる海だ。

 作中世界の海は「赤い土の大陸(レッドライン)」と「偉大なる航路」によって4つの海域に分割されているのだが、オールブルーはそこには含まれない特殊な海域だという。

 あらゆる魚が穫れるオールブルーは、シェフにとって夢のような海だが、現時点で存在は確認されていない。まさに伝説扱いで信じている者はほとんどいないが、サンジはオールブルーが実在すると信じて冒険を続けているのだ。

 振り返ると、幼いころからオールブルーの存在を信じ続けてきたサンジ。第67話「soup」では、その「奇跡の海」を見つけたいという夢をルフィに明かしていた。「お前さ… オールブルーって知ってるか?」と話し始めたときのサンジの表情が、子どものように無邪気だったのも印象的である。

 実はサンジの料理の師匠・ゼフもオールブルーを探していた時期があり、「偉大なる航路」でその可能性を見つけたとも明かしていた。

 100話で語られた夢は新世界編に入り、現実味を帯びてきた。ルフィはいまや四皇の一角で、海賊王に最も近い立場の海賊の一人となった。ゾロはワノ国編後には11億ベリーを超える懸賞金がかけられた立派な剣豪であり、ウソップが目標とする「勇敢なる海の戦士」のいるエルバフも近づいている。

 ナミの「世界地図を描く」という目標は、ルフィたちが「偉大なる航路」を制覇すれば、おのずと実現しそうだ。

 しかし現時点で、サンジの夢だけがいまだ進展がないように思える。世界中の海の魚が生息するとされる「オールブルー」。分割された海が「ひとつなぎ」になると現れるのではないか……といった考察もあるが、果たしてどこにあるのだろうか。

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