1970年の発売開始以来、50年以上にわたって愛され続けているタカラトミーのミニカー『トミカ』。これまでに発売された車種は1140種以上にも及び、販売数は世界累計7億2500万台超えという脅威の数字を誇るロングセラー玩具だ。
8月24日には、12球団マスコットがオリジナルカーに乗った「プロ野球トミカ」がリリースされる。球団ファンとトミカファンを沸かせたこのコラボは、予約の段階で即売り切れになるほどの人気ぶり。現在はイオンなどわずかな店舗で予約可能なので気になる人はチェックしてみてほしい。
さて、同商品のように、トミカではこれまでにも企業や漫画・アニメとのコラボを積極的に行ってきた。今回は、そんなコラボの中から変わり種を振り返ってみよう。
■美味しそう&かわいいが止まらないお菓子メーカーコラボ
2016年にコラボしたのは、お菓子メーカーの森永製菓。リリースされた「ドリームトミカ No.148 おかしのくるま」は、お菓子の家さながらのキュートさ。ピンクと水色のポップなトラックの荷台に、森永の大ヒット菓子「チョコボール」がたっぷり乗っており、ナンバープレートと背面タイヤは「CHOICE」と「MARIE」、運転席の屋根は「ベイク」というインテリアとしても最適なデザインだ。
周年記念お菓子コラボでは、2020年にロッテの「チョコパイ」×トミカ50周年記念で制作された「いすゞ エルフ チョコパイトラック」があった。白いトラックの側面に記念ロゴが入っているレア感あるデザインの同商品は、チョコパイを3箱以上購入すると抽選で1000名のみが手にすることができた。
ロッテコラボはこれだけに留まらず2024年8月17日には、「ビックリマンチョコ」「トッポ」「コアラのマーチ」「パイの実」がセットになった「ロッテ チョコレートコレクション」がリリースされる。
名前を聞くだけでもテンションが上がるこのラインナップ。デザインは全て違い、コアラのマーチが2階建てバスだったり、パイの実が開閉可能なトラックだったりと細部までこだわっている。4つ並べて飾ったらとんでもなく可愛いことは間違いないが、現在は多くのサイトで予約が終了してしまっている。一般販売を待ちたいところだ。
■あのキャラがトミカに変身!人気アニメコラボ
トミカは『鬼滅の刃』『【推しの子】』といった人気アニメとのコラボも頻繁に行ってきた。好きな作品がトミカになるのはファンにとっても嬉しいもので、コラボをきっかけにコレクターになる人も。
中でも、2023年発売の『機動戦士ガンダム』は話題性が高かった。全7種類の内、「トミカプレミアムunlimited」シリーズは「ホワイトベース」「コア・ファイター」「Gファイター」の3台。ミニカーというより“ミニチュアモデル”で、「ホワイトベース」と「コア・ファイター」は本体とホイールパーツを取り外して2通りの遊び方ができる手の込んだ作りだった。
一方、「ドリームトミカ SP」シリーズのほうは『機動戦士ガンダム』のメカニックデザインを手掛けた大河原邦男さん描き起こしの「ガンダム」「シャア専用ザク」「量産型ザク」が登場。こちらはカラーリング、雰囲気ともに原作の世界観をトミカ風に落とし込んでおり、コレクターがうずく一品だ。
2023年に発売された「ドリームトミカ SPちいかわ」も、インパクト大で話題を集めた。「ちいかわ」といえば飛ぶ鳥を落とす勢いの人気キャラ。第一弾は「ちいかわ」「うさぎ」「ハチワレ」で、キャラごとのイメージカラーのボディとフロント部分の大きな顔が可愛すぎる。
第一弾は、人気のあまり品切れが続出したが、2024年8月17日には第二弾「くりまんじゅう」「ラッコ」「モモンガ」が加わり更なる盛り上がりをみせる。第二弾は現在も予約可能だが、人気商品なので早めの予約がおすすめだ。