■『ドラクエ』ファンが安堵した生みの親の匂わせ投稿

 まだ発売日が公開されていない本作だが、昨年末に意外な形で作品に動きが見られた。

 『ドラクエ』シリーズの生みの親である堀井雄二氏のX(※旧Twitter)によると、HD-2D版『ドラクエ3』がすでにテストプレイの段階にあることが明らかになったのである。

 夜までテストプレイしていたという当該のポストには、続報がまったくなかった『ドラクエ3』が変わらずに制作され続けていたことに安堵するファンの声が寄せられており、発売も近いのではとつい期待が高まってしまう嬉しい投稿であった。

 2024年3月期決算において純利益が大幅減益となったことを受け、2027年3月までの利益回復に向けて「量より質」を重視すると明言したスクウェア・エニックス。3年もの間、情報を伏せたまま開発が進められていたHD-2D版『ドラクエ3』の「質」はいかなるものか、そして向こう3年を走り出すための起爆剤となるのか要注目したいところである。

 

 2021年に公開されたティザームービー以来3年間新たな情報がなく、ファンの間で不安と期待が渦巻いていたHD-2D版『ドラクエ3』。堀井氏によるXの投稿で、開発が終盤に差し掛かっていたことが明らかになってさらにおよそ半年。タイミング的にも本日5月27日の「ドラクエの日」に何らかの情報が公開される可能性は極めて高いのではないだろうか。

 2024年上半期も終盤に差し掛かり、下半期に向けてのモチベーションを得るためにも、『ドラクエ』ファンが歓喜するような情報が公開されることを大いに期待しよう。

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