４月１日はエイプリルフールであるとともに、人を驚かせることをコンセプトにしている「ビックリマンの日」でもある。
『ビックリマンチョコ』は、１９７７年に発売開始されたロッテのシールつきウエハースチョコのお菓子。８０年代後半には、おまけシール「悪魔ＶＳ天使」シリーズが爆発的なヒットを記録し、社会現象にもなった。
現在でも様々な漫画やアニメとコラボして話題を集めているが、実は芸能人ともコラボをしていたのをご存知だろうか。そこで今回は、ビックリマンシールになった芸能人たちを見ていこう。
■モノノフたちもこぞって集めた『ももクロマンチョコ』
まずは２０１３年に発売された『ももいろクローバーＺ』とのコラボから。「ももクロ」は、２００８年に結成されたアイドルグループだ。２０１１年の早見あかりさんの脱退を機にグループ名を「ももいろクローバーＺ」に変え、現在は４人で活動している。
２０１３年は「ももクロ夏のバカ騒ぎ」といったライブで動員数を伸ばしていたこともあり、同商品の発売は大きな話題に。さらには、それまでのコラボ商品の中で最大の売り上げを記録した（現在の１位は『鬼滅の刃』とのコラボ商品「鬼滅の刃マンチョコ」）。
シールは、彼女たちのヒット曲をモチーフとした全２２種。４ｔｈシングル『Ｚ伝説〜終わりなき革命〜』、７ｔｈ『猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」』、９ｔｈ『サラバ、愛しき悲しみたちよ』の衣装に身を包んだ百田夏菜子さん、佐々木彩夏さん、玉井詩織さん、高城れにさん、有安杏果さんのイラストは、それぞれの個性を掴んでいて、一目で誰だかが分かるぐらいにそっくり。
背景は各メンバーのテーマカラーだが、『サラバ、愛しき悲しみたちよ』のみゴールドになっているバージョンもあった。シークレットは、名物マネージャーの川上アキラさんがヘッドロココ・スーパーゼウスに扮した「マネージャーゼウス」「マネージャーロココ」で、口周りのヒゲ、坊主頭、なるとのような頬とクセの強いイラストに仕上がっていた。
■大人気芸人が大勢登場した『よしもとビックリマン芸人チョコ』
２０１６年には「よしもと芸人」とのコラボも行われている。同商品は関西出身芸人と関西以外の“連合軍”芸人の２バージョンに分かれていて、それぞれ２４種類ずつリリースされた。
選ばれた芸人は、ビックリマンチョコ好きを公言している人気者たち。関西勢では、たむらけんじさんや麒麟、山田花子さんといったベテランのほか、ムーディー勝山さんやレイザーラモンＨＧさんといった当時の売れっ子芸人たちもセレクトされていた。
シークレットはバッファロー吾郎の竹若元博さん×始祖ジュラの「始祖タケワカ」、稲垣早希さん×十字架天使の「十字架早希」などがあり、元ＮＭＢ４８の山田菜々さんも吉本所属ということで登場。まさに多彩な顔ぶれが楽しめるラインナップだ。
一方の連合軍もパンサー、渡辺直美さん、ジャングルポケットら、おなじみの人気芸人が揃い踏み。ちなみに、南海キャンディーズは山里亮太さんのソロだった。
シークレットは、ビックリマンチョコのコアなファンである次長課長の井上聡さん×ヘッドロココの「イノウエロココ」。また、２０１４年から吉本とマネジメント契約したサッカー元日本代表の森重真人さん、２０１４年に新入社員として吉本に入社した元プロ野球選手の石井一久さんなどのシールもシークレット枠として用意されていた。
■コラボ最大級の人数が登場した『ＡＫＢックリマン』
『ビックリマン』４０周年の２０１７年には、ＡＫＢグループとコラボした『ＡＫＢックリマン』が登場。同商品もチームＷＥＳＴとチームＥＡＳＴにわかれていて、それぞれ３０種類のシールが入っていた。
チームＥＡＳＴにはＡＫＢ４８とＮＧＴ４８のメンバー、チームＷＥＳＴにはＳＫＥ４８とＮＭＢ４８とＨＫＴ４８のメンバーが描かれて、総勢８０名が登場している。チームＷＥＳＴは人数が多いため、複数人が１枚にまとめて描かれているパターンもあった。
シークレットは「スーパーさしはらゼウス」や「スーパーじゅりなフェニックス」など各チーム４枚づつ。裏面には本人直筆のメッセージとサインが印刷されていて、ファンにとってはたまらない一品である。
同商品はこれまでのコラボとは少し違い、後に複数の限定シールがリリースされた。ただ、１０００枚限定の全国販売記念金シールや、１０００枚以下限定の劇場版・選抜総選挙会場（沖縄）版の金シールなど入手が困難なものが多い。
総選挙後には、応募抽選で１５００枚限定シールもリリースされている。これは４９ｔｈシングル選抜総選挙の上位者だった指原莉乃さん、渡辺麻友さん、松井珠理奈さんがホログラムシールになったものでサイズも少し大きい。ここまでくるとコンプリートは至難の技である。
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