『仮面ライダーフォーゼ』タチバナに『科学戦隊ダイナマン』ダークナイトも…特撮ではあるある?「実は同一人物だった」展開の画像
仮面ライダーフォーゼVOL.1(DVD)(C)2011 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映

仮面ライダー』シリーズや『スーパー戦隊』シリーズなどの特撮ドラマでは、たびたび覆面キャラや正体不明のキャラクターが登場する。そして、物語が進むとその正体が明かされることとなり、「実はあいつがあのキャラの正体だった!」という展開に視聴者は驚き、より一層引きこまれていくものだ。

 そこで今回は、子どもたちはもちろん、大人の視聴者も良い意味で期待を裏切られた「実は同一人物だった」という驚きの展開をいくつか紹介していく。

■『仮面ライダーフォーゼ』反ゾディアーツ同盟のタチバナが…!?

 まずは、2011年放送の『仮面ライダーフォーゼ』から。本作に登場する謎の人物・タチバナの正体には、かなり驚かされた。

 タチバナは反ゾディアーツ同盟の一員で、本作の2号ライダーである仮面ライダーメテオこと朔田流星の上司的存在だ。第17話「流・星・登・場」では、宇宙飛行士が着る青いスーツにロボットのようなヘルメットを身につけ登場。地球上を周回する衛星「M-BUS(エムバス)」内にて、無重力でプカプカ体を浮かせながら流星に指示を送っていた。

 そして、第41話「部・活・崩・壊」。タチバナからコズミックエナジーが検出されたことがきっかけとなり、その正体がヴァルゴ・ゾディアーツ=江本州輝だと発覚する。

 ヴァルゴ・ゾディアーツと言えば、第1話から登場していたホロスコープスの幹部の1人だ。ピンク髪と女性の面、乙女座がモチーフの怪人、さらにはキャラクターボイスも『機動戦士ガンダムSEED』シリーズのラクス・クライン役でお馴染みの田中理恵さんが務めていたこともあり、その中身は女性ではないかと思われていた。

 しかし、その正体こそが天ノ川学園高等学校の特別講師・江本だった。彼は本作のラスボス・我望光明の野望を阻止するため、タチバナとなり行動していたのだ。最後は、ホロスコープスたちに裏切り者として処刑され、仮面ライダー部に希望を託してこの世を去った。

■『科学戦隊ダイナマン』人気の悪役ダークナイトが…!?

 1983年から放送された『科学戦隊ダイナマン』。本作に登場する謎の剣士・ダークナイトは、後半戦の主役と言ってもいいほどのキャラクターだが、その正体は物語途中で退場したはずの人物だった。

 第42話「挑戦ダークナイト」で初登場したダークナイトは、赤い左目の仮面にブラックスーツと非常にスタイリッシュでカッコいい悪役だった。細身の長剣・ダークソードを武器とし、剣士としての実力もかなりのものだ。

 ダークナイトは初登場時から帝王アトンより「帝王剣」を奪い、復讐に燃える南郷耕作(ダイナイエロー)にその剣を渡し、ダイナマンとジャシンカ帝国の潰し合いを狙っていく。その後も、本作における第三勢力として暗躍した。

 第50話「よみがえった強敵」では、本作のラスボスと思われていたジャシンカの帝王アトンを一騎打ちの末に倒す。そして、ダイナレッドの一太刀で仮面が割られ、その正体がメギド王子であることが判明するのだ。

 仲間の謀略によって地位を失ったメギド王子は、千年洞窟と呼ばれる監獄に幽閉された。しかし、そこから自力で抜け出し、宿敵ダイナマン、さらには自身を幽閉の身に追いやった者たちへ復讐するため、ダークナイトとなり行動していた。

 己を倒し「大切なのは 己を鍛え 自ら強くなることなのだ!」と高らかに宣言する息子・メギド王子の姿を見て、帝王アトンは嬉しかったのだろう。ジャシンカの帝王の座を譲り、地上征服の野望を託して爆散した。

 直後の戦闘で、自分が幽閉されていた千年洞窟に今度はダイナマンたちを閉じ込めたメギド。勝利を確信し、部下たちと大行進する姿が印象的だった。そして、最終51話までダイナマンたちを苦しめるダークヒーローとなった。

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