「根性バッタ」や「大鐘音」はどう? 『魁!!男塾』一般人でも頑張ればなんとかクリアできそうな“男塾名物”はあるのかの画像
『魁!!男塾』TVアニメシリーズDVD-BOX(Happinet(SB)(D))

 1985年に連載がはじまった『週刊少年ジャンプ』の名作漫画といえば、宮下あきら氏による『魁!!男塾』だ。当時は『ドラゴンボール』、『シティーハンター』、『北斗の拳』、『キャプテン翼』、『キン肉マン』などの連載もスタートしており、まさに『ジャンプ黄金期』に入るころ。

 しかし、そのなかでも度肝を抜かれた作品といえば、やはり『魁!!男塾』で間違いない。軍国主義でスパルタ教育を推進しており、当時としてもかなり無茶な設定。なかでも「男塾名物」は油風呂や地獄禅、義呂珍など命にかかわるものばかりで、そこがまた面白かったものだ。

 そんな「男塾名物」だが、一般人でもクリアできそうなものがあるのだろうか。さっそく見ていこう。

■恥ずかしくて痛い! ふんどし姿でお尻を30発叩かれる「根性バッタ」

 登校初日には入学式の挨拶がわりとして、教官・鬼ヒゲから“男塾精神注入棒”でお尻を30発も叩かれるというシゴキがはじまる。塾生として気を引き締めるためにおこなわれるこの儀式は、男塾名物「根性バッタ」といい、鬼ヒゲが手にしているこん棒にもしっかりと“男塾精神注入棒”と書かれている。

 これを強引にクリア(?)したのが虎丸だ。なんと鬼ヒゲの顔面にオナラをかましていた。ただ、そのあと地下一階にある「獄悔房連」に送り込まれていたが……。

 う〜ん、根性バッタは油風呂よりかは遥かにマシだと思うが、それでも30発はかなりキツイ。いや、一発でも痛すぎるだろう。松尾なんて「ヒイーッ」「うわあっち!!」なんて悲鳴をあげていたほどだ。

 ここの教官たちは手加減をしないヤツらばかりなので、やっぱり無理か……というか、ふんどし姿でお尻を突き出すという姿勢自体もはや恥ずかしくて無理だな……。

■鬼ヒゲがドスさえ間違えなければ安心か? 「愕怨祭」で行われた「流血の館」

 スパルタ教育の男塾とはいえ、毎年秋には学園祭がおこなわれる。それが「愕怨祭(がくえんさい)」だ。市民との親睦を深めることを目的に一般開放しているものの、実はとんでもないイベントを決行してお金を集めようとしていた。確かにちょっと見てみたいともいえるが……。

 一発1000円で富樫を殴れる「拳の館」や、松尾と腕相撲を勝負して負ければ10万ボルトの電流が流れる「腕力の館」など、このあたりはちょっと一般人には代役は難しい。

 しかし、「流血の館」は比較的安心できる。ドスを持った鬼ヒゲが箱に入った秀麻呂を突きまくるのだが、実は手品のように仕掛けがあってちゃんと刃が引っ込むようになっている。ニワトリの血を使った血のりの工夫もしてあるので、かなり安心できるものだった。

 ただ、ライバルの関東豪学連によってドスがすり替わり、秀麻呂が本物のドスで何度も突かれていた…。うむ、鬼ヒゲがしっかりしていれば、たぶん生き残れそうだ……。いや、やっぱり怖くて無理だな。

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