『沈黙の艦隊』だけじゃない! 『キングダム』や『スカイハイ』にも…ヒットの立役者! 大沢たかおが演じた漫画実写化作品の画像
Amazon Original ドラマ『沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~』キービジュアル(C)2024 Amazon Content Services LLC OR ITS AFFILIATES.

 漫画家・かわぐちかいじさんによる架空戦記漫画『沈黙の艦隊』のAmazon Originalドラマが、全世界で大人気だ。続編の制作も決定し、大きな盛り上がりを見せている。

 本作は、俳優の大沢たかおさんが主演兼プロデューサーを務めることでも話題となっている。今回はストイックな姿勢からさまざまなフィールドで活躍する、大沢さん出演の漫画実写映画について見ていこう。

■肉体改造したその姿はまさに大将軍! 『キングダム』

 2006年から『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で連載されている原泰久さんの『キングダム』は、古代中国の春秋戦国時代末期を舞台にした歴史漫画だ。のちに天下統一をはたすこととなる始皇帝と彼を支えた武将・李信を主人公に、群雄割拠の中国で繰り広げられる登場人物たちの激突、葛藤を描いた本作。

 その凄まじい人気からアニメ化はもちろん、2019年には実写映画化され、その再現度や練り上げられた脚本が高い評価を受けたことで、現在3部作までが公開されている。

 数々の個性的な武将が登場する本作だが、なかでも主人公・信に大きな影響を与えた大将軍・王騎を演じた大沢さんのそのストイックな姿勢が実写版公開と同時に話題を呼んだ。

 まず注目すべきは、やはり王騎独特の異様さと格好良さがミックスされた“濃いキャラクター像”だろう。

 王騎は一騎当千の実力を持つ猛将でありながら、一方で信をからかうような場面があったり、「ンフ」という独特の笑い声を発したりと、強烈な個性が際立つキャラだ。なかなかあくの強い王騎の立ち振る舞いを、大沢さんは見事に演じきり、原作のファンからも“イメージ通り”と高い評価を受けることとなった。

 また、この役回りのために大沢さんは徹底的な肉体改造をおこない、体重をなんと20キロも増量することに成功している。CGや特殊メイクに頼ることなく、鍛え上げられた生身の肉体によって表現される“大将軍”の風格や迫力はまさに圧巻。生身だからこそ表現できるリアルな“王騎像”は、原作ファンのみならず多くの視聴者の心を惹きつけることとなった。

 大沢さんの持つストイックな一面が、存分に発揮された実写版映画といえるだろう。

■幕末に生きる医師の等身大の魅力…『JIN-仁-』

 2000年から『スーパージャンプ』(集英社)で連載された村上もとかさんの『JIN-仁-』は、幕末にタイムスリップした脳外科医が現代医学の知識を使い、多くの人々の命と向き合っていく異色の医療漫画だ。

 医療機器や薬も満足に用意できない幕末で人々の命を救おうとする主人公・南方仁の奮闘や、過去を変えてしまうことへの葛藤やタイムスリップの謎が紐解かれていく、さまざまな要素がミックスされた一作となっている。

 2009年に実写ドラマ化された際、大沢さんは本作の主人公・南方仁を演じることとなった。

 実は大沢さんにとって本作は8年ぶりのドラマ出演となり、まずはドラマ撮影の“スタイル”の違いなど、身の回りの環境の変化にも驚いたそうだ。

 作中では医者である南方仁が病を前に奮闘する姿はもちろん、幕末時代の人々とのぶつかり合いや、すれ違いによる苦悩。はては登場する女性たちとの間に生まれる恋模様など、多種多様な演技が求められることとなった。

 難しい役ではあったが、大沢さんは南方仁が持つ“人間臭さ”こそが彼の魅力だと感じ、あえて人としての“スキ”を作った演技を心掛けることで男の泥臭さ、人としてのありのままの熱量をスクリーン上で表現したという。

 大沢さん演じるドラマ版・南方仁は原作ファンをはじめ多くの視聴者に受け入れられ、ドラマの人気をさらに加速させることに成功。2011年には、“完結編”と称された第2期も放送されている。

 久々のドラマ出演でありながら、そのブランクをまるで感じさせない大沢さんの俳優としての高い力量にぜひ注目してみてほしい。

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