■アニオリキャラ内藤鉄也の登場で脳天ダンクに変化がある
原作を追っていた読者は、アニメ第31話、第32話の地区予選初戦・三浦台戦で登場した「内藤鉄也」に驚いただろう。それもそのはず、彼はアニメオリジナルキャラなのだ。彼の登場により、アニメの三浦台戦は原作よりも長く詳細に描かれている。
内藤は、元ラガーマンで、196センチ155キロという恵まれた体型に100メートル11秒フラットの俊足、さらにスキンヘッドという強者感たっぷりの選手。原作での三浦台は村雨を中心に戦っていたチームだが、アニメでは後半から内藤が出場し、赤木や三井を圧倒して試合を切り開いていた。
また、原作ではダンクを決めたくて焦った花道が無理やり突っ込み、村雨に脳天ダンクを決めているシーンが印象に残る。これが、アニメでは花道が脳天ダンクを決める相手が内藤に変わっており、やられた内藤は泡を吹いて倒れている。
優れた選手の内藤だが、弱点を見抜かれて対策を立てられてしまい、三浦台高校は再びピンチになってしまう。最終的には114対51という圧倒的な差で大敗を喫してしまった。
他にも、原作にはいない「河合マリ」の登場、2万本シュート特訓中の花道が晴子と祭りに行くシーンなど、いくつか“アニオリ”エピソードが追加されている。違いを楽しみながら、改めて原作とアニメをともに振り返ってみてはいかがだろうか。