『鬼滅の刃』に『怪獣8号』、『ダンダダン』も…豪華すぎるラインナップ! 2024年これから必見の「ジャンプアニメ」の画像
テレビアニメ「鬼滅の刃」柱稽古編が2024年放送開始 (C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 動画配信サービスの普及により、日本のアニメが国内で盛り上がるのとほぼ同時に世界中の人々にも楽しまれるようになってきた昨今。『鬼滅の刃』や『【推しの子】』を筆頭に、これまで以上にアニメファンが増えた年となったのではないだろうか。引き続き放送中の人気作品による盛り上がりはそのままに、今後放送予定のアニメも強力な布陣が控えている。

 今回は、2024年に放送予定の膨大なアニメの中から、ジャンプ作品に絞って必見のアニメをいくつか紹介していきたいと思う。

■待ち焦がれた“柱”たちの活躍!『鬼滅の刃』の「柱稽古編」

 まずは、春の放送開始が待ち遠しい吾峠呼世晴氏による『鬼滅の刃』の「柱稽古編」を紹介しよう。

 感動的なラストを迎えた「刀鍛冶の里編」に続く「柱稽古編」では、鬼殺隊で異次元の戦闘力を誇る“柱”に稽古を付けてもらう物語になる。

 これまで登場が少なかった“柱”たちが物語の中心として登場し、さまざまなキャラクターの魅力に迫れる内容となるため、ファンそれぞれの推しキャラの活躍でSNSが大いに盛り上がるのは間違いないだろう。

 とはいえ原作における「柱稽古編」は7話分と、かなり短めの内容となっているため、そのぶん漫画では描かれなかった部分が多く追加されるのか、はたまた最終章となる「無限城編」の冒頭部分にも触れることとなるのか、アニメとしてどのような展開が成されるのかが注目のポイントである。

■金曜日の「ジャンプ+」不動の覇者!『怪獣8号』

 続いて、4月より放送開始予定の『怪獣8号』を紹介しよう。

 怪獣が自然災害として日常的に横行する日本が舞台となる本作。討伐された怪獣の死体を処理する仕事に明け暮れていた主人公・日比野カフカが、とあることをきっかけに怪獣に変身する能力を身に着けるところから物語が始まる。

 本作は、対・怪獣という圧倒的脅威に立ち向かう下剋上的要素を含んだ迫力のバトルシーンはさることながら、怪獣に挑む人間たちが持つ熱き心も魅力の一つであるように思える。主人公以外のキャラクターの過去や戦う理由にも物語がフォーカスされ、それらを踏まえたうえで繰り広げられる死闘には、興奮してしまうこと間違いなしだ。

 制作は『攻殻機動隊』や『PSYCOーPASS』などの有名SFアニメを手掛けた「ProductionI.G.」が担当するとあって、繊細かつ立体感のあるバトルシーンには大いに期待ができそうだ。

■アニメ界のアイドル的存在となった『【推しの子】』第2期

 2023年の初回放送から爆発的な話題となった、原作:赤坂アカ氏、作画:横槍メンゴ氏による『【推しの子】』の第2期も、2024年の放送が決定している。

 第2期の「2.5次元編」では、星野アクアや有馬かな、そのほか第1期でも登場したキャラクターたちが人気漫画を原作としたいわゆる「2.5次元舞台」に出演する様子が描かれる。

 漫画を実写化するにあたって制作側がどのような問題に直面し、各所でどのようなやり取りや取捨選択がなされているのかが深堀りされる内容となっているため、漫画やアニメ化の実写化に何らかの違和感を感じた経験がある人ならば、のめり込みやすい物語となっているのではないだろうか?

 もちろんそうした制作に関するドキュメントのみならず、キャラクター同士の恋愛模様や物語の本質に迫る緊迫したシーンなど、見どころは尽きないだろう。

 第1期のOP曲「アイドル」やED曲「メフィスト」など、使用された楽曲でも注目を集めた『【推しの子】』。すでに作品全体に対して重すぎるほどの期待が寄せられているが、どのようなクオリティに仕上がるのか、放送開始に待ち焦がれてしまう作品である。

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