アニメや漫画の世界では、これまでに多くの“猫系の女性キャラ”が登場してきた。彼女たちは仕草や見た目が猫っぽかったり、猫のように気まぐれで自由きままだったりと、個性的な魅力に満ちている。そこで今回は2月22日の「猫の日」にちなみ、語尾に「にゃ」を使う“猫っぽい女性キャラ”を3名振り返ってみよう。
■スポーツ万能なアクティブガール『ラブライブ!』の星空凛
「にゃ」が印象的なキャラといえば、アニメ『ラブライブ!』の星空凛は外せないだろう。音ノ木坂学院の1年生であり「μ’s」メンバーでもある凛は、いつでもどこでも元気いっぱいで、勉強が苦手な代わりに運動神経が抜群というアクティブ女子だ。
無類のラーメン好きでもあり、作中でも頻繁に食べていた凛。ラーメン愛がメーカーに伝わり、2015年にはエースコックから「劇場版ラブライブ!公開記念企画」としてコラボラーメンも発売された。
そんな凛がラーメンのほかに大好きなもの、それが猫である。よく語尾に「にゃ」を付けていることからもわかるが、彼女の猫愛はとても強い。時には猫コスプレをしたり、猫目に小さな牙という猫のような表情になったりと、『ラブライブ!』の中でも、「猫=星空凛」というイメージが定着している。しかし、猫の好物でもある魚は嫌いで食べられない。
『μ’s』のメンバー1人ひとりにフォーカスしたオリジナルストーリーブック『School idol diary 〜星空凛〜』では、子どもの頃の凛が子猫との出会い、語尾に「にゃ」をつけるようになるまでの経緯が描かれていた。
ただ、この「にゃ」に関するエピソードはなかなかに悲しくて切ない。しかも、その出来事がきっかけで、触りたくてたまらないのに触れるとくしゃみが出てしまう「猫アレルギー」だという過酷な事実も発覚してしまっている。
■ネコアイドル!『アイドルマスター』の前川みく
次は「アイマス」の愛称で、爆発的な人気を博したアイドル育成シミュレーションゲーム『アイドルマスター シンデレラガールズ』から。同作品には、キュートなルックスでファンから愛され続けている”みくにゃん”ことネコチャンアイドル・前川みくという猫キャラ女子がいる。
高校1年生というフレッシュなみくは、あらゆる場面において猫耳カチューシャにしっぽ、猫ポーズ、語尾の「にゃ」など猫っぽさが突き抜けていた。が、このスタイルはあくまでもアイドルとしての“前川みく”で、高校では眼鏡をかけ、優等生らしい姿をしている。ちなみに、優等生モードの時は「にゃ」も控えめだ。
もちろん「にゃ」口調や猫っぽさを素の部分にも持ち合わせてはいるのだが、ネコアイドルを貫き通そうとするプロ意識の高さは素晴らしい。また、みくは関西出身ではあるものの、生まれつき「にゃ」口調で関西弁が話せないと言いつつ、咄嗟の場面ではつい関西弁が出てしまうというお茶目な一面もある。
猫との繋がりはアイドル活動以外でも深く、誕生日が2月22日の猫の日、趣味が猫カフェめぐりと何から何まで猫づくしだ。ただし、前述の星空凛同様、魚がとても苦手で、生きた魚はもちろんのこと、魚の形をした雲でさえもちょっと嫌らしく、魚への耐性は極めて低い。
食に関しては、焼き魚や煮魚は食べられないが、すり身ならばなんとか食べられると述べている。とはいえ、完璧なまでのネコアイドル“みくにゃん”にこういった苦手なものがあるからこそ、より魅力が増すというものだ。