『FF6』に『ドラクエ2』でも…ラスボスでさえも瞬殺!スーファミ&プレステRPGの「反則的な即死テクニック」の画像
『ファイナルファンタジーVI』(編集部撮影)

 ゲームボーイ用RPG『魔界塔士Sa・Ga』で、ラスボス「かみ」にチェーンソーを使うことで一発で倒せてしまうのは有名だ。また、『ファイナルファンタジーV』にも、サンドウォームに青魔法「アクアブレス」、アンデッド系ボスに「フェニックスの尾」を使うことで一撃で倒せてしまうという、なかなか驚きの攻略法があった。

 RPGのボスといえば、周囲のザコ敵をコツコツ倒してレベルを上げ、その時点で入手できる最高の装備を整えて立ち向かうもの。だが、初心者救済のためか、ちょっとしたお得感がある抜け穴、バグ、さまざまな事情で即死攻撃が可能になっているボスもいる。

 今回は驚きの技で「強敵を即死」できてしまった名作レトロゲームRPGを紹介していきたい。

■あまりにも有名な即死テク「バニシュデス」

 スーパーファミコン世代には有名であろう、ほとんどの敵に効く即死技が“バニシュデス”だ。

 これは、1994年に発売されたスーパーファミコン用RPG『ファイナルファンタジーVI』で使うことができるテクニック。姿を消す効果のある魔法「バニシュ」を敵にかけたあと、まれに即死効果のある魔法「デス」を重ねてかけることで100%効いてしまうというものだ。バニシュはもともと自身を透明化することで物理攻撃を無効にする魔法だが、一方で「魔法が完全に効くようになってしまう」というデメリットを持つ。この本来デメリットであるはずの効果を逆に「デス」で利用したのが、この“バニシュデス”というわけだ。

 ラスボスのケフカはバニシュに耐性があるため倒せないが、ほとんどのボスに有効である。とはいえ、これには落とし穴があり、実はアンデッド系の敵には効かない。

 アンデッド系の敵はデスで倒すと復活する特性があるからだ。しかし、バニシュで魔法耐性がなくなること自体は有効なので、相手を強制的に退場させる「デジョン」を使うことで、アンデッドは難なく倒せてしまう。

 なので、“バニシュデス”、“バニシュデジョン”を併用した場合、ほぼほぼどのような敵でも瞬殺できてしまうのだ。

■即死前提の高難易度敵にも有効な魔法のローション

 2023年にリメイクもされたプレイステーションのRPG『スターオーシャン セカンドストーリー』にも、ほぼ全ての敵に効く反則的な即死テクニックがある。それが「バブルローション」である。

 アイテムクリエイションの調合で作ることができる「メルティローション」「バブルローション」「ビターローション」は、戦闘中に武器に使うことで一定確率の即死効果を付与するという魔法のローション。「エターナルスフィア」など、命中判定が多い武器と併用することで、抽選回数も上がって効果的だ。

 中でも「バブルローション」が一番即死率が高く、撃破に苦戦する真のラスボスである「真ガブリエル」や、裏ボスである「イセリア・クィーン」にまで有効という驚きの技となっている。

 その後に発売されたリメイク版では、ボスには効かなくなっているため、これは恐らくバグだった可能性もある。とはいえ、「真ガブリエル」も「イセリア・クィーン」も、「バブルローション」の使用が前提かと思うぐらいに高難易度なボスだった。このアイテムに助けられたという人は多いだろう。

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