『ヤッターマン』深田恭子に『暗殺教室』知英も…漫画実写化で印象的な“黒のボディスーツ”を着こなした女優たちの画像
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 2月6日から東京・明治座にて明治座創業150周年ファイナル公演として、舞台『メイジ・ザ・キャッツアイ』が開幕された。これは、言わずと知れた北条司さんによる名作怪盗漫画『キャッツ・アイ』を原作としており、主演に藤原紀香さん、剛力彩芽さん、高島礼子さんという豪華なキャストが名を連ねており、話題を呼んでいる。

『キャッツ・アイ』といえば、体のラインがはっきりと出る“ボディスーツ”が特徴だが、ほかにも漫画の実写化作品では数々の女優たちが同様のボディスーツを着こなしている。そこで、色気たっぷりの“黒いボディスーツ”姿を披露した女優たちについて紹介していこう。

■ボディスーツの悪役といえばやっぱりこの人! 『ヤッターマン』深田恭子

 黒いボディスーツの女性……といえば、どこか“悪役”というイメージを抱く人も多いのではないだろうか。数々の女悪役がいるなかで、ボディスーツ姿が印象的なキャラといえば、1977年から放送されたアニメ『ヤッターマン』に登場するドロンジョだろう。

 ドロンボー一味のリーダー格として活躍するドロンジョは、顔を隠した奇抜なマスクと黒と赤を基調としたマント、そして、露出の多い黒のボディスーツ姿が特徴的だ。

 2009年には実写映画が公開されたが、このドロンジョ役には深田恭子さんが抜擢された。

 原作通り、“ボディスーツ”を身に着けたビジュアルの再現度もさることながら、部下たちを高飛車な態度で顎で使ったり、かと思えば上司であるドクロベエに対し低姿勢に対応したりと、場面ごとにコロコロ変わるドロンジョのコミカルな人間性までも深田さんは見事に演じ分けていた。

 顔つきはもちろん、声のトーンや仕草で悪役としてのドロンジョを演じつつ、それでいて主人公・ヤッターマン1号の前では持ち前の可愛らしさを見せつけるなど、ドロンジョが持つ変幻自在の魅力を再現した深田さんの演技力の高さは圧巻だ。

 ドロンボー一味を演じた生瀬勝久さんやケンドーコバヤシさんも含め、その“ハマリ役”っぷりで視聴者たちを驚かせることとなったのだが、その再現度の高さからなんとのちに深田さんが演じた“実写版ドロンジョ”がフィギュア化されるほどの人気を誇った。

 いまだなお根強いファンを持つ名悪役を、完璧なビジュアルと見事な演技力によって現代に蘇らせた名女優だ。

■その親和性の高さにファンも納得? 『暗殺教室』知英

 2012年より『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載された松井優征さんの『暗殺教室』は、“教育”と“暗殺”という二つの要素が組み合わさった、新感覚のコメディ&サスペンス作品である。

 突如、クラスの担任を務めることとなった殺せんせーと、彼を“暗殺”しようとする個性豊かな面々が繰り広げる日常をときにコミカルに、そしてときにシリアスに描いた一作だ。

 連載当初からアニメやVOMICといったさまざまなメディア展開を続けていたが、2015年には実写映画も公開され、山田涼介さんや二宮和也さん(声優)といった豪華なキャスト陣が話題となった。

 そんな実写映画版でセクシーな“ボディスーツ”姿を見せつけた女優といえば、韓国のアイドルグループ「KARA」の一員として活躍し、のちに女優として多くのドラマや映画で活躍することとなった知英(ジヨン)さんである。

 映画初出演となった本作で、知英さんは人気キャラクターの一人である女教師、イリーナ・イェラビッチを演じた。イリーナは“ビッチ先生”の愛称で親しまれている人物で、若く美しい英語教師でありながら“殺し屋”としての顔もあわせ持つ、魅力的なキャラクターだ。

 美しさのみならず、殺し屋としてのキレのあるアクションも求められる難しい役柄だったが、知英さんは持ち前の美貌とプロポーションを活かし、実にハイクオリティな“イリーナ像”を実現していた。

 作中では黒のボディスーツ姿も披露しており、セクシーでありながら銃火器で戦う勇ましい“女戦士”としての一面も演じ切っていた。ビジュアルはもちろん、海外からやってきた語学教師という経歴までもどこかマッチした、実に親和性の高い配役といえるだろう。

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