ファミコン『ゴエモン外伝2』も!お年玉片手におもちゃ屋に駆け込んだ!? 90年代の「1月3日」に発売されていたゲームたちの画像
『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ』(任天堂)パッケージ

 お正月にお年玉をもらい、さて何か買おうかと胸を昂らせていた懐かしい子ども時代。今から数十年前は、お年玉を手にゲームを買い行こうにも大規模な量販店は少なく、元旦はもちろん三が日に開いているお店は多くはありませんでした。

 であるにも関わらず、実はファミコンPCエンジンなどでは「1月3日」に発売されていソフトは意外と多いのです。今回はお正月にちなみ、三が日に発売されたゲームをいくつか紹介しようと思います。

■世界ドロボウ大会で優勝して一億両をゲットだぜ!『がんばれゴエモン外伝2』

 まずは、1992年の1月3日にコナミから発売されたファミコン用ソフト『がんばれゴエモン外伝2〜天下の財宝〜』。

 数多く発売されている『がんばれゴエモン』シリーズのほとんどはアクションアドベンチャーですが、「外伝」シリーズを始めとした数作は純粋なRPG。『がんばれゴエモン外伝2』はシリーズ6作目、外伝シリーズの2作目として発売された作品で、普通のファミコンカセットよりも大きいのがチャームポイントです。

 世界ドロボウ大会に出場したゴエモンとエビス丸。本選で「天下の財宝」を探し当て、優勝賞金一億両を目指して世界中を飛び回るというストーリーで、ゲームとしては非常にポピュラーなRPG。バトル中に攻撃を受けたときとか、勝利したときのキャラクターアニメーションがやけに可愛らしいのが印象的でした。コミカルな感じにデザインされた妖怪風の敵キャラも妙に憎めないゲームだったのを覚えています。

■個性的な20人のキャラを使って暴走コンピュータを止めろ!『ゲイングランド』

 1991年の1月3日にはメガドライブ用ソフトとして固定画面のアクションシューティング『ゲイングランド』が発売されていました。

 もとはアーケードでリリースされていたゲームの移植版です。アーケードでプレイしたことはありましたが、そのときはちょっと難しいなぁという印象でした。まぁ、アーケードのゲームは、そのほとんどが難しいの範疇にだと思いますが。

 暴走したコンピュータを止めるため、仲間とともに戦うというストーリーのゲームなのですが、最初は数人しか仲間はいません。囚われた仲間を助けると次のステージから使用可能になるというシステムで、その数は最大20人。仲間には火力が強かったり、移動速度が速かったり、高いところを攻撃できたりとさまざまな特徴があり、彼らを使い分けて攻略を進めていく戦略的なシューティングなのです。

 とはいえ、敵にやられると捕虜となってしまい、助けても次の面まで使えないので、そのステージで操作できるキャラはどんどん減ってしまいます。そのやりくりこそ本作の醍醐味なんですが、同時に難度を上げている部分でもあり、面白いけどままならないなぁと思うゲームでもあったりします。

  1. 1
  2. 2
  3. 3