音楽イベントが目白押しの年末。大晦日恒例の「NHK紅白歌合戦」に、東では国内最大の年越しフェス「COUNTDOWN JAPAN」(12月28~31日/幕張メッセ国際展示場)が、西では「レディクレ」の愛称で親しまれている「FM802 RADIO CRAZY」(12月27日~29日/インテックス大阪)などが開催される。
音楽ファンにはたまらない時期だが、今年は豪華アーティストのアニメタイアップも多く、アニメファンにとっても楽しみな年末となりそうだ。そこで紅白や年末フェス出演者を中心に、今年のアニソンを振り返ってみようと思う。
■YOASOBIに髭男……紅白常連組はアニソンも強い!
今年のアニソンの顔といえば、やはりYOASOBIではないだろうか。4月期アニメの覇権と言われた『【推しの子】』OP曲「アイドル」は、日本国内のみならず、6月10日付の米ビルボード・グローバル・チャートでも首位を獲得。さらに10月期の注目アニメ『葬送のフリーレン』OP曲「勇者」も、放送開始から2カ月弱でMV3000万再生突破という快挙を達成した。
またOfficial髭男dismによる、1月期・10月期放送『東京リベンジャーズ 聖夜決戦編・天竺編』OP曲「ホワイトノイズ」。髭男はこれまでも同作第1期のOP曲「Cry Baby」や、『SPY×FAMILY』第1期OP曲「ミックスナッツ」を手がけており、もはや人気アニメにはなくてはならない存在となっている。
■椎名林檎×常田大希! コラボもアツかった2023年
今年で紅白出場8回目となる大ベテラン・椎名林檎さんが手がけたのは、4月期放送『地獄楽』OP曲「W●RK」。King Gnuの常田大希さん率いる、millenium pradeとのコラボで話題になった。
常田さんは去年も『チェンソーマン』のOP曲「KICK BACK」で米津玄師さんとタッグを組んでおり、立て続けの超豪華コラボに興奮したファンも多いだろう。
ちなみにKing Gnuのほうも、8月から『呪術廻戦 渋谷事変』OP曲「SPECIALZ」を担当。残念ながら今年は紅白や年末フェスの出場はないが、年明けからは5大ドームツアーが控えている。
また、4月期放送『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』では、OP曲「絆ノ奇跡」・ED曲「コイコガレ」の両方が、MAN WITH A MISSIONとmiletさんのコラボという豪華な仕上がりに。その“MAN WITH”は、意外にも今年が紅白初出場。毎年各地のフェス会場を沸かしてくれる熱を、今年は大晦日のお茶の間にも届けてくれるようだ。