12月24日は第68回有馬記念! みんな熱中したスーファミ『ダビスタIII』で名馬再現が全然うまくいかなかった件の画像
スーパーファミコンソフト『ダービースタリオンIII』

 今年のクリスマスイブは第68回有馬記念がおこなわれる。思えば有馬記念にはたくさんの名場面があるもの。筆者は競馬ファンだが、そのきっかけになったのはやはり『ダービースタリオン(ダビスタ)』といえるだろう。

 中学生時代に友人宅でファミコン版を遊ばせてもらい、その面白さに「自分も絶対に買おう」と心に決めていた。中でも抜群の面白さを誇ったのがスーファミ版『ダビスタIII』である。

 続編が出るたびにシステムは変わるが、シリーズを通じてよく試したのが実際の名馬を再現しようとすることだった。そこで今回は、そんな『ダビスタIII』で名馬を再現しようとしたのにできなかったことを振り返ってみよう。

■牡馬と牝馬が狙って生まれず、名前を付けたら走ってくれない

 ダビスタの魅力といえば、手持ちの繁殖牝馬で配合を決められることだ。むろん、『ダビスタIII』でも同様に配合を楽しめる。血統のスポーツといわれる競馬だけに何代にも渡る配合を考えるのは楽しい。また、実在の名馬を再現した種付けもできるのだが、これが牡馬や牝馬が狙い通りに生まれてくれない。

 攻略本を手にしてモデル繁殖牝馬を調べておき、種牡馬との相性や史実の名馬と同配合を目指すのだが、まず性別が上手くいかないもの。まあ、現実の世界でも同じなので仕方ない部分はある。しかも毛色が全然違ったりすることもあった。

 芦毛の名馬・メジロマックイーンを作りたいのに、鹿毛の牝馬が誕生したり……。しかも超晩成でメジロマックイーンの名前を使ったら走らず、次に生まれた仔馬が芦毛で後悔したこともあったものだ(結局その芦毛も2勝止まりだったが……)。

 ちなみに当時のダビスタは出産と同時に名前を付けるので、能力の低い馬に名馬の名前を付けて走ってくれないことはザラだったし、適当に名前を付けたら(アイ・アアイ・アアアイなど)めっちゃ走る名馬クラスで泣きそうになったことも多かった。なお、後の『ダビスタ96』では入厩前なら名前を変更できる。

■安価で作れるがやっぱり強くない… 「アーユーレディ」(ウイニングチケット)と「ミルキーテースト」(サクラバクシンオー)

 名馬を生んだ繁殖牝馬の価格で安いのは「アーユーレディ」と「ミルキーテースト」だろう。前者はモデルが「パワフルレディ」で、ダービー馬「ウイニングチケット」(父トニービン)を生んでいる。後者はモデルが「サクラハゴロモ」で、スプリント王の「サクラバクシンオー」(父サクラユタカオー)の母親だ。

 設定上の価格はアーユーレディが3400万円、ミルキーテーストは1800万円と安価だ。アーユーレディはトニービンを種付けするのだが、どうやっても強い馬が作れない。藤枝厩舎でお任せしてもダメだった。というか、なぜかスプリント路線に行っちゃうし、どこが馬優先主義なんだ?

 ミルキーテーストはサクラユタカオーを配合する。こちらはたまに重賞も勝ってくれるような馬を輩出するのだが、典型的なスプリンターにはなりづらい。しかし、藤枝厩舎なら安定のクリスタルカップに登録してくれるので安心だ。

 しかし、厩舎の主戦騎手でもある「小田部」(モデル:岡部幸雄さん)が空いていないことが多く、サクラバクシンオーのようにはなれなかった。

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