スーパーファミコン『ドラゴンクエストI・II』30周年…どこが変わった?『HD-2D版ドラクエ3』にも繋がる初のリメイク作の画像
『ドラゴンクエストI・II』(編集部撮影)

 12月1日の『ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅』の発売日に、堀井雄二さんが自身のXにて、夜22時まで『HD-2D版 ドラゴンクエストIII』のテストプレイをしていたと投稿し、話題となりました。

『ドラクエ3』のHD-2Dリメイク版の発表から2年半以上もの間、続報が全くなかっただけに、テストプレイが行われているという情報だけでも「本当に作られているんだ!」と安心感が得られました。テストプレイができる状態になってからどれくらいで発売に至れるのか、作品や制作チームの規模によってその期間は異なると思いますが、来年には新しいムービーだけでも見られるといいですね……。

 さて、そんなドラクエのリメイクといえば、シリーズの長い歴史からたくさんの作品がリメイクされてきましたが、記念すべき1本目のリメイクは今から30年前となる1993年12月18日に発売されたスーパーファミコン用ソフト『ドラゴンクエストI・II』でした。

 ということで今回は、めでたく30周年を迎えた『ドラクエ1・2』の思い出を記していこうと思います。

■かなり粗削りだった初代作が遊びやすくなって登場!

 ファミコンで誕生した『ドラゴンクエスト』『ドラゴンクエストII』は、当時はセーブ機能がなく「ふっかつのじゅもん」を入力することで冒険の続きからプレイができました。

 しかし、このリメイク版は『ドラクエV』の発売後に登場していることもあり、ふっかつのじゅもんではなく3つの冒険の書にセーブができるようになりました。これだけでもう十分、遊びやすくなったといえるでしょう。

 とくに初代作である『ドラゴンクエスト』は装備を購入した段階で強制的に付け替えられたり、敵からのラリホーが絶対に効いたりなど、いろいろ苦労する要素がありました。それらが改善されているので、スーファミ版ドラクエに慣れている人にとってはかなりとっつきやすくなっています。

 さらにギラの強化や中ボスの経験値アップなど、プレイしやすくなる変更点が多く、これによって難易度が易しくなったと見る向きもありますが、実はこれが落とし穴。ダンジョンが進めやすくなっている分、スムーズに進行できてしまうのでラストの強化されたりゅうおうで思わぬ苦戦を強いられてしまうこともあります。筆者は『ドラクエ1』をしっかりやりたすぎて、レベルを20まで上げてから挑みましたが、それでもそんなに余裕はありませんでした。ファミコン版では20レベルも上げれば十分なイメージがありましたが、リメイク版では思わぬ苦戦を強いられることもあるでしょう。

 リメイク版になったことでRPGとしての完成度がグンと高まり、違和感の少ないバランス調整でプレイできるようになっていますが、ストーリーは変わっておらずボリュームはかなり少なめ。正直10時間もかからずに全クリできてしまいます。

 リメイク版『ドラクエ1・2』の本編は実質『ドラクエ2』にあるといえるでしょう。

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