この夏配信となった『ONE PIECE』や12月14日から配信となる『幽☆遊☆白書』など、Netflixによる実写化ドラマが近年話題を席巻中だ。
名作漫画やアニメの実写化企画が続いているNetflix。実は、まだまだ期待の実写化計画が発表されている作品は多く、続報が期待されている状態だ。
■王道少年バトル漫画『僕のヒーローアカデミア』
ほとんどのヒーローに備わっている能力「個性」を持たない「無個性」の主人公「デク」がヒーローを目指して成長していき、巨悪と戦う漫画『僕のヒーローアカデミア』。『週刊少年ジャンプ』で連載中の堀越耕平氏による同作は、2022年12月にNetflixによって実写映画化されることが発表された。
気になる配役はまだ非発表だが、監督、および製作総指揮は『アイアムアヒーロー』『いぬやしき』『BLEACH』『キングダム』など数々の漫画実写化作品を手がけてきた佐藤信介氏。Netflixでは2020年に『今際の国のアリス』を手がけており、今年秋にシーズン3の制作が発表されるなど人気シリーズとなっている。
脚本はジョビー・ハロルド氏が担当。『ジョン・ウィック:パラベラム』の製作総指揮や、『トランスフォーマー/ビースト覚醒』の原案を担当していた。こちらも評価が高い2作品。『ヒロアカ』はコミックスが現在39巻まで刊行されている長編作品でもある。最新エピソードまでの実写化にも期待がかかるところだ。
■海外でも人気のゲームシリーズ『ロックマン』
往年の名作アクションゲーム『ロックマン』も、Netflixでの実写化計画が動いている作品のひとつだ。
長らく噂のあった同作の実写化について、カプコンが2018年10月4日の『ロックマン11 運命の歯車!!』のリリース日にあわせ公式サイトにて「当社の人気コンテンツ『ロックマン』が、初めてハリウッドで実写映画化されることが決定しましたのでお知らせいたします」と発表。
ヘンリー・ジュースト氏とアリエル・シュルマン氏が監督と脚本を務め、『ロックマン』シリーズの海外名である『MEGAMAN』のタイトルで20世紀フォックスより配給されると発表され、そこから情報が途絶えていたが、2021年に米IGNが今回の作品がNetflixへバトンタッチし映画化が進行中だと報じた。
『ロックマン』シリーズには、初代の『ロックマン』シリーズの他、『ロックマンX』シリーズや、『ロックマンエグゼ』シリーズなど、様々な派生作品がある。この『MEGAMAN』が初代『ロックマン』のことなのか、それとも仮の名前なのか、はたまた『ロックマン』シリーズを総括したような内容となるのかは、現時点では不明だ。
日本では『ロックマン』の映像作品は、2002年よりテレビ東京系で放送されたアニメ『ロックマンエグゼ』シリーズと『流星のロックマン』のみ。新たな『ロックマン』の映像作品に期待感が高まる。