2023年も終わりに近づき、今年も漫画・アニメをはじめとするエンタメが世間を大いににぎわせたことが振り返られる。
コロナ禍による制限もずいぶん緩くなり、外に出る機会が増えたことで見逃してしまった作品も多く、年末年始に取り戻そうと思案している人も多いのではないだろうか?
そこで今回は、年末年始に一気見するのにおすすめの漫画・アニメをいくつか紹介しよう。今だからこそ触れておいてほしい作品もあるので、ぜひとも参考にしていただきたい。
■本編だけでなく楽曲も話題に!『【推しの子】』
2023年に多くの注目を集めたアニメとしてまず外せないのが『【推しの子】』ではないだろうか。そのタイトルだけでは想像できない、芸能界の光と闇に迫ったサスペンスである。
物語の面白さはさることながら、アニメならではのきらびやかな演出が魅力で、作品を盛り上げるOPとEDは本編を観ていない人でも聴いたことがあるだろう。
YOASOBIが手がけたOP『アイドル』は国内外で話題になり、女王蜂が手掛けたED『メフィスト』もネットミームとしてSNSで大いに盛り上がった。
漫画は現在も連載中で既刊13巻、アニメは全11話(1話目のみ90分)となっている。2024年にアニメの第2期が放送決定と発表され、再びブームが到来すること間違いなしなので、この機会に一気見してみてはいかがだろうか。
■世界中で「進撃ロス」多発!? 『進撃の巨人』
続いては、2013年に放送を開始してから10年の時を経て、今年11月についに完結したダークファンタジーアニメ『進撃の巨人』を紹介したい。
作品に触れたことがない人でも、「人間と巨人が戦う話」というざっくりとした内容は知っているかもしれない。しかし実際の物語はその想像を遥かに上回るほどに深く、そして残酷なものなのだ。
激しく美麗なアクションシーンには思わず惚けてしまうほどの迫力がある上、物語を揺るがす壮大な伏線が何気ない瞬間に数多く散りばめられている。点と点が一つの線になる瞬間の気持ち良さは、作品に触れた人にしか味わえない醍醐味であると言えよう。
現実の歴史とリンクするような構図につい考えさせられるシーンもあるため、現代を生きる多くの人に触れてもらいたい作品である。