■緩い雰囲気にどんどんハマった『トモダチコレクション』

 最後は、2009年6月に発売された『トモダチコレクション』だ。「DS」や「Wii」で作ったアバターのMiiを使い、小さな島にあるマンションで生活していく。これがまた緩い展開なのにハマってしまうのだ。

 友達のMiiをワイヤレス通信で交換して登録できるので、当時は近所の小学生たちがよく遊んでいたものだ。未就学児だった筆者の長男と長女も「Wii」でMiiを作るのを楽しんでいた。

 マンションでの生活をサポートするのだが、トモダチがお腹を空かせていたら料理をプレゼントし、部屋の模様替えや服を揃えることができる。難易度はやさしく、小学生でも楽しめるような仕様になっている。

 また、トモダチ同士は「相性」があった。筆者と妻のMiiは恋愛に発展しなかったのだが、その代わりに筆者は当時のアイドルを(妻には気持ち悪いと言われたが……)、逆に妻は推しの韓流俳優を作っていた。韓国版『美男ですね』のチャン・グンソクさんとイ・ホンギさんに告白され、舞い上がっていたな(なんじゃそりゃ)。

 長く遊べるのが魅力でもあり、コミュニケーションを取れるのも楽しかったものである。

 

 さて、ここで紹介したゲームは小学生が夢中になったものであるが、基本的に大人も十分楽しめた。さすが任天堂といったところだろう。DSは一人で遊ぶようなイメージなのだが、それでも家族でワイワイと楽しめるのも魅力の一つといえた。

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