『超操縦メカ』や『カセキホリダー』も…「ニンテンドーDS」発売19周年! 当時“小学生が夢中になった”任天堂発の名作ゲームの画像
『ニンテンドーDSi LL』(任天堂)パッケージ

 今から19年前の2004年12月2日、「ニンテンドーDS」が発売された。大人から子どもまで幅広く遊べる“携帯ゲーム機”として、世界中で爆発的な人気を誇ったものだ。さて、そんなニンテンドーDSには小学生が夢中になった任天堂の名作ゲームがある。さっそく振り返ってみよう。

■まさに隠れた名作! 長く遊べるシステムに夢中になった『超操縦メカ MG』

 2006年9月に発売されたのが、『超操縦メカ MG』だ。巨大ロボットのマリオネーションギア(MG)を操縦して、無人MG「オートマン」の破壊行動を阻止するべくさまざまなミッションをクリアしていく。

 パッケージや設定は小学生向けといえるだろう。筆者の長男もこのゲームが大好きだったな。実際にはこのゲームの発売年に生まれているので、7年後に中古ソフトで購入したのだが、その当時で1000円程度だったと思う。

 しかし、ゲームの面白さは値段では計り知れないほど。100体以上のMGが登場するのだが、それぞれ特徴があり、DSだけに画面をタップして操作するのが楽しかった。

 ロボットアニメのように二足歩行の“人型”から車輪を出して走行する“車型”に変形させることもできる。変形には回数制限があるMGもあるため、戻れないとミッションクリアできないことも。ミッションにはレースもあるので、その時々で出撃するMGを変更していく面白さがあった。

 評価が高かったので購入したものの、当初は子ども向けのゲームかな……と思っていた。しかし、当時小学校低学年だった長男がやたら勧めてくるので試しに遊んでみたら、これがまた面白い。大人でも熱中してしまった。

 ちなみに本作において“ロボット”は“人形”の扱いになっており、操縦するのも“パイロット”ではなく“人形使い”だった。MGは各工房で作られており、それぞれエキスパートの技師が担当している。

 筆者のおすすめは長槍を扱う「ハーキン」だ。発売当時小学生だった人も今では社会人になっており、後輩たちと会話するときにこのゲームの話で盛り上がったこともある。みんなして「ハーキン」を知っているから嬉しかったな。なかには、円工房の「ダルタニア」が好きだったという女性社員もいて、驚いたものである。

■強力ライバルゲームにも負けない面白さだった『ぼくらはカセキホリダー』

 続いては、2008年4月に発売された『ぼくらはカセキホリダー』だ。フィールドを探索し、まずは化石を発掘していく。カセキレーダーを手にしてポイントを探っていくのだが、外れる場合もあるので、このレーダーをパワーアップしていくことも重要だった。

 発掘したらクリーニング作業で復元するのだが、ここがDSならではであり、タッチペンを使ってハンマーやドリルを操作して慎重に削っていく。筆者的には、これが一番面白かった。削り過ぎてもダメなので、ゆっくり慎重な作業をするのが面白い。長男は先を急いでしまうので、ついついミスをしてしまう。

 カセキとなっている絶滅動物はリバイバーといい、復元したリバイバー3体でターン制のバトルをすることも可能だった。長男はやはりバトルが一番のお楽しみで、筆者はもっぱら発掘&復元担当だった。(筆者だってたまにはバトルしたいのだが……)

 本作はDSのヒット商品なのだが、発売当初はWiiで『マリオカートWii』、PSPで『モンスターハンター ポータブル 2nd G』といった強力ライバルゲームが登場したころ。買ってもらえなかった小学生もいたかもしれないな……。

  1. 1
  2. 2