“チョコボレース”に“ブリッツボール”も…本編以上にハマった!? 『FF』シリーズを彩る「魅力的なミニゲーム」3選の画像
ファイナルファンタジー X/X-2 HD Remaster TWIN PACK - PSVita/スクウェア・エニックス

 1987年にスクウェア(現スクウェア・エニックス)より発売された『ファイナルファンタジー』は、今もなお続編が展開される大人気RPGゲームだ。

 その壮大な世界観はもちろんのこと、本作では様々な“ミニゲーム”もプレイヤーを楽しませてくれる。今回は本編以上にハマってしまうかもしれない、『FF』シリーズのミニゲームたちについて見ていこう。

■まさに夢の“テーマパーク”!『FF7』ゴールドソーサー

 1997年に発売された『ファイナルファンタジーVII』は、PlayStation(以下、PS)で発売された初の『FF』作品で、キャラクターや舞台となるフィールドを“3D”で表現したことが大きな話題を呼んだ。

 本作では主人公・クラウドらの敵対組織として大企業・神羅カンパニーが立ちはだかるのだが、劇中ではこの大企業が運営するとある“アミューズメントパーク”に立ち寄ることができる。

 その施設こそ、さまざまなミニゲームを集約した巨大娯楽場・ゴールドソーサーだ。まばゆいばかりにライトアップされた建物には、ありとあらゆる“娯楽”が詰め込まれており、そのうちのいくつかは実際にプレイヤーも遊ぶことができる。

 競馬のように1着を予想する「チョコボレース」では、自分が育て上げたチョコボに乗ってレースに参加することもでき、頂点を目指そうとするとなかなかに奥が深い。

 また、本編のストーリーで登場した「Gバイク」や「潜水艦ゲーム」といったミニゲームも、好きなタイミングで遊ぶことが可能だ。

 “ミニゲーム”とはいうものの、いずれもそのゲーム性は洗練されており、極めようとするとなかなかにのめり込めるものばかりとなっている。ここでしかゲットできない強力な武器やアビリティもあるため、本作における“やり込み要素”の一つにもなっているのだ。

 豪華な景品はもちろんのこと、気がつけば数々の“ミニゲーム”にのめり込んでしまう、プレイヤーを魅了する“夢のテーマパーク”である。

■シンプルだけども奥が深い…『FF8』カードゲーム

 1999年にPSで発売された『ファイナルファンタジーVIII』は、前作よりさらに進化した3Dグラフィックで、どこか近未来感溢れる新たな世界観を描いている。

 プレイヤーは主人公・スコールを操作しながら各地を冒険していくなかで、様々なキャラクターを相手に“カードゲーム”で勝負をすることが可能だ。

 この“カード”だが、作中に登場するモンスターや登場人物をモチーフとしたものが用意されており、絵柄とともに上下左右の4方向に対応した数値が設定されている。

 この数値はいわゆる“戦闘力”で、3×3のマスにカードを配置し、隣接するカードをひっくり返していく。要するに陣地の奪い合いというシンプルなルールなのだが、これがなかなか奥が深い。

 強いカードだけを揃えたから勝てるというわけでもなく、相手の手札を予測しながらこちらも配置を考慮するなど、一手、二手先を読む駆け引きが必要となってくる。

 また、手持ちから手札をランダムで決められる「ランダムハンド」や、隣り合う数字が2辺以上同じのときに相手カードを裏返せる「セイム」といった特殊ルールも用意されており、遊び方によって戦略がまったく異なってくるのも面白い点だ。

 カードはバトルの後に入手できたり、誰かから授けられたりと、さまざまな場所でゲットすることができる。コレクション要素はもちろん、オリジナルの“デッキ”を組み、各地の猛者たちに挑戦する楽しみも兼ね備えているのだ。

 ちなみにこの“カードゲーム”だが、そのゲーム性が人気を博し、後にアプリとして生まれ変わったりもしている。

 コンプリートを目指すも良し、自分だけの最強のデッキを追い求めるも良し……。収集と遊びを見事に融合した、独創性溢れるミニゲームだ。

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