『NARUTO』や『キン肉マン』にも登場…自らの強靱な「骨」を武器に闘う漫画・アニメキャラの画像
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 骨の強度が低下して、骨折しやすくなる“骨粗しょう症”。日本では現在1300万人を超える患者数がいると言われており、厚労省が「骨粗しょう症予防 骨活のすすめ」という啓発サイト開設を立ち上げて広く予防を呼びかけているほどだ。

 一方、漫画やアニメの世界には、“骨粗しょう症”なんて無縁と言わんばかりのたくましい「骨」を持つキャラがたびたび登場している。そこで今回は、そんな自らの強靱な「骨」を武器にして闘う漫画・アニメキャラを紹介していきたい。

■かぐや一族の血継限界『NARUTO-ナルト-』君麻呂・屍骨脈

 はじめに、岸本斉史氏の『NARUTO-ナルト-』から君麻呂を紹介する。
「少年編」終盤、木の葉の里を抜け大蛇丸のもとへ向かうサスケと、それを引き止めようと追うナルトたち。君麻呂は、そのナルトたちを足止めする“音の五人衆”のリーダーとして登場した。コミックス23巻でナルトと戦闘、その後助太刀に入ったロック・リーと我愛羅とも死闘を繰り広げている。

 君麻呂の武器は、自由に形成したり分解したりできる骨。“屍骨脈”と呼ばれるかぐや一族の血継限界で、鋼のように硬くした骨を体外に飛び立たせたり抜き取ったりして闘っていた。

 君麻呂自身は顔色一つ変えずにやっていたが、「痛くないの?」と見てるこっちの方が心配になるような戦い方だ。パワーアップした“状態2”では、恐竜のように尻尾も生え、背中からは大きな骨が何本も飛び出していた。その際披露した“背骨引っこ抜き”は、さすがに絶句ものだった。

 ちなみに、君麻呂はかぐや一族最後の末裔と言われている。“かぐや”と聞いてピンとくる人も多いだろう。そう、本作のラスボス・大筒木カグヤは彼の先祖にあたる。彼女も同じように骨を駆使して戦っていたが、刺した相手を灰にする“共殺の灰骨”は、さらに強力な骨の武器だった。

■友情の証『キン肉マン』キン肉マン・ロングホーンを移植された左腕

 ゆでたまご(原作:嶋田隆司氏、作画:中井義則氏)の『キン肉マン』にも、強靭な骨で活躍した超人がいる。キン骨マンと言いたいところだが、今回は主人公であるキン肉マンを紹介したい。

 コミックス21巻「夢の超人タッグ編」でのこと。バッファローマンとモンゴルマンの“2000万パワーズ”は、ネプチューンマンとビッグ・ザ・武道の“ヘル・ミッショネルズ”に敗れ、敗者への儀式である“覆面狩り”が行われようとしていた。

 それを阻止すべく乱入したキン肉マンだったが、あえなくモンゴルマンのマスクは剥がされ、さらにはキン肉マン自身も左腕切断の重傷を負ってしまう。人気のタッグチーム・2000万パワーズは敗れ、主人公のキン肉マンの左手がなくなるという、かなり絶望的な展開だった。

 そんな窮地を救ったのが、超人界最高の外科医、ドクター・ボンベである。ボンベはバッファローマンのロング・ホーンを加工し、キン肉マンの新たな骨として左腕に移植した。左腕は見事復活、さらにはバッファローマンの1000万パワーが宿るというおまけつきである。左腕はキン肉マンの“火事場のクソ力”と結びつきマグネット・パワーを発生させ、完璧超人に対抗し得る武器となった。

 ロング・ホーンから作られたキン肉マンの骨は、宇宙超人タッグ・トーナメント優勝を手繰り寄せた強力な武器であり、キン肉マンとバッファローマンの友情の証でもあった。

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