続々実写化！新ドラマ『18歳、新妻、不倫します。』だけじゃない… 「偽装結婚」からはじまる恋愛を描いた少女漫画

　１０月スタートの新ドラマ『１８歳、新妻、不倫します。』は、わたなべ志穂さんによる累計発行部数１３０万部突破の人気コミックを実写化した作品だ。衝撃的なワードが連なったタイトルどおり、夫婦でありながらそれぞれが“不倫”してもいいという「偽装結婚」がテーマになっている。

　本作のように、「偽装結婚」からはじまる恋愛は少女漫画でたびたび描かれてきた。そこで今回は「偽装結婚」をテーマに描いた実写化作品たちをご紹介しよう。

■キャスト同士が私生活でも夫婦に！『逃げるは恥だが役に立つ』

　海野つなみさん原作の『逃げるは恥だが役に立つ』は、２０１６年に実写ドラマ化された。新垣結衣さんと星野源さんがメインキャストに起用され、結婚という名の“就職”をする「偽装結婚」の物語が描かれている。

　職はないが家事全般が得意な森山みくりと、経済力はあるが単身で家事代行サービスを利用する津崎平匡の利害が一致したことで、平匡に“雇用”されるという形で夫婦となったみくり。

　ひょんなことから“夫婦”になった２人だが、少しずつお互いの大切さに気づきはじめ、やがて恋へと発展していくストーリーが大人気に。星野さんが歌う主題歌の『恋』でキャストたちが披露した「恋ダンス」が一大ブームを巻き起こしたのは、記憶に新しいだろう。

　かくいう筆者も、新垣さんと星野さんの織りなす“ムズキュン”ラブストーリーに夢中になった１人だ。可愛らしい新垣さんはもちろんのこと、不器用で挙動不審な星野さんの演技にもキュンキュンしたことを覚えている。

　そしていわずもがな、この２人はやがて私生活でも結ばれることになる。みくりと平匡さんが現実世界でも夫婦となったと知り、歓喜したのは筆者だけではないはずだ。

　円城寺マキさんによる『はぴまり〜ＨａｐｐｙＭａｒｒｉａｇｅ!?〜』は、借金を肩代わりしてもらう対価として自分の勤めている会社の社長と「契約結婚」することになった小鳥遊千和を主人公に描かれた作品だ。

　借金の肩代わりに強制的に結婚するというストーリーは、少女漫画では王道だろう。そして、総じて夫となる男性はイケメンなことが多い。

　本作でも例にもれず、社長の間宮北斗は“ドＳキャラ”で傲慢な性格ながら、容姿はとても整っているキャラクター。そんな北斗を演じたのは、甘いマスクで世の女性を虜にするディーン・フジオカさんだ。千和役の清野菜名さんを翻弄していくディーンさんにときめいた女性は多いだろう。

　近年、“ドＳキャラ”として頭角をあらわしているディーンさん。本作については「愛のあるドＳアカウントのネクスト・レベルを目指します！」と意気込みを語っており、恋愛に興味がなく冷たい印象の北斗が少しずつ“溺愛系”旦那様へと変貌していく様子を熱演していた。

　本作でのディーンさんを見て「ハマってしまった」という女性が続出するほど、“当たり役”だったようだ。