■『ファイナルファンタジーⅥ』「チャダルヌーク」に「めがみ」
『ファイナルファンタジーVI』では「チャダルヌーク」と「めがみ」の印象が強い。まずは「チャダルヌーク」だが、仲間の一人であるリルムが描いていた女神の絵に取り憑いており、世界崩壊後のアウザーの屋敷で戦うことになる。
女神形態と悪霊形態に交互に形態を変化させながら攻撃してくるが、女神形態の見た目は、まさに西洋の絵画などでよく見る女神といった容姿で、額縁から上半身を出し、艶やかなもの。ただ、残念(?)なのは、首から下は煙のようなもので隠されており、肝心な部分は見えないようになっている。
最後に紹介するのは同じく『FFVI』の「めがみ」だ。三闘神の一人で、ラストダンジョンのがれきの塔でバトルする。こちらも、「めがみ」というだけあって、降臨した西洋の女神のような印象だ。
上半身だけだったチャダルヌークに対し、こちらは頭から足の先まで全身描かれている。青いベールのようなものを胸と腰に身にまとい、残り部分は露出。キチンと「おヘソ」まで描写されており、24メガビットのグラフィックを感じさせるドット絵だった。
ちなみに、「めがみ」の下に女神っぽい誰かがいる。こちらの女神は、禍々しさがあり、『FF10』に出てくる「ユウナレスカ」第3形態を思わせるものがある。
今回はスーファミ時代の『FF』の魅惑的女性タイプのボスを紹介したが、『FFⅤ』の「ゼファーゾーン」や、『FFⅥ』では「ココ」なども、ザコモンスターながらセクシーな格好をしている。2024年には『FINAL FANTASY VII REBIRTH』の発売が予定されているが、グラフィックの進化もまた楽しみなところだ。