『闇のパープル・アイ』雛形あきこに『ホリック』吉岡里帆も…グラビア出身女優たちが熱演した“ちょっと変わった”漫画実写化のキャラの画像
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 数多くの作品で活躍しているグラビア出身女優たち。スタイルはもちろんのこと、演技でもファンを魅了する彼女たちは、ときにセクシーなだけではない“一風変わった”キャラとして登場することもあった。

 今回は、漫画実写化作品で“ちょっと変わった”キャラを演じていたグラビア出身女優をご紹介していこう。

■“女豹ポーズ”のきっかけにもなった!? 『闇のパープル・アイ』尾崎倫子役:雛形あきこさん

 1996年に放送されていたドラマ『闇のパープル・アイ』(原作:篠原千絵さん)は、人間の姿から豹に変身することができる“変身人間”の尾崎倫子を主人公に描かれた作品だ。

 倫子を研究対象としてつけ狙う曽根原薫子との攻防を中心に描かれた本作。かなりシリアスな展開もあり、視聴者は倫子の運命をハラハラしながら見守ったものだ。

 そんな倫子を演じたのは、当時18歳だった雛形あきこさん。15歳のころからグラビア活動をしていた彼女は、10代とは思えないような大人っぽい表情と抜群のスタイルで人気を博した。

 豹に変身する役であることから、本作への出演中はグラビア撮影においても“豹のようなポーズ”をとるように指示があったそう。豹について詳しくわからなかった雛形さんは、スタッフからの「豹はネコ科だから、ネコでいいのでは?」という助言をもとに、猫の“伸び”のポーズをしてみたという。これが、かの有名な“女豹ポーズ”の誕生の瞬間だった。

 “女豹ポーズ”といえば、“雛ポーズ”に並んで彼女の代名詞のようなもの。妖艶でミステリアス、扇情的な魅力を持つこのポーズが本作をきっかけに生まれていたとは……驚きである。

■清純派女優の新たな一面…『ホリック xxxHOLiC』女郎蜘蛛役:吉岡里帆さん

 2022年に公開された映画『ホリック xxxHOLiC』(原作:CLAMP)は、同等の対価と引き換えに願いを叶える“ミセ”を切り盛りする女主人・壱原侑子を主人公に、“特異的”な体質を治すためにミセで働くことになる四月一日君尋を巻き込んだ非日常を描いたファンタジー作品だ。

 そして、映画版で重要なキャラクターとして登場する女郎蜘蛛を演じていたのが、女優の吉岡里帆さんだ。女郎蜘蛛は蜘蛛を統べる存在で、色気のあるセクシーな衣装が特徴の妖艶なキャラクター。

 本作を手がけた蜷川実花監督はこのキャスティングについて、あえて“これまでにこういった役を演じてきていない”吉岡さんを起用したと明かしている。吉岡さんについては“圧倒的に美しい”と感じていたものの、露出度の高いファッションの役を演じている姿を見たことがなかったため、“賭け”のような気持ちで選んだものの、蓋を開けてみるとそんな心配は杞憂で、衣装合わせのときから「絶対に大丈夫だと確信した」のだという。

 普段は爽やかで透明感が魅力の吉岡さんだが、本作では妖しく美しい女郎蜘蛛になりきり、見事に演じていた。彼女の女優としての新しい魅力を見出した蜷川監督のセンスは、さすがというべきだろう。

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